VOL.23
クルマ&バイク好きによっての夢の集大成
ガレージライフを満喫する趣味空間
小屋はガレージとしても十分に活用できる多目的な空間だ。長野県に本社を構えるグリーンベルは、キットハウスのひとつの“カタチ”としてバイク用ガレージも豊富にラインナップする。埼玉県加須市に住まいを構えるGOEMONさんもまた、同社のキットガレージを上手に活用して夢を叶えたひとりだ。
ガレージのオーナー:
GOEMON
埼玉県加須市在住。薔薇をモチーフにしたカスタムバイクとシボレー・シェビーバンを所有。15歳の時にアメリカ・マディソンへ留学したことをきっかけに、価値観が変わり、海外思考へ。そして昨年、遂に手にしたガレージと共にアメリカンライフ
完成してからが本当のスタート
DIYで楽しむ小さなガレージライフ
バイクやクルマを趣味にする人にとって、理想とすべき夢のひとつといえるのが愛車を格納するためのガレージだろう。大切な愛車を雨風から守るだけでなく、整備・メンテナンスのスペースとして、さらに何をするわけでもなく、ただただ愛車を眺めているだけの空間として。使い道は人それぞれだが、ガレージを完成させてこそ、バイクやクルマの趣味は完結するといっても過言ではない。
埼玉県加須市に住まいを構えるGOEMONさんも、グリーンベルのキットガレージをベースにして、夢のひとつであったバイク用ガレージを手に入れたひとりだ。
1989年式ハーレーダビッドソン(ソフテイル)をベースに、スペシャルショップがコンプリートカスタムを施したというGOEMONさんの愛車は、“MIDNIGHNT ROSA”というショーネームまで与えられた特別な1台。3年前に手に入れてから、大切に磨き上げてきたという愛車である。もっとも、これまでは保 管スペースがなかったことから、実家の敷地にDIYで製作した簡易ガレージに大事な愛車を格納していたそうだ。
転機となったのは昨年9月。マイホームを手に入れるのと同時に、念願だったガレージの建築にも着手。グリーンベルの代理店である「エイチアイ・インダストリー」に依頼し、庭の一角にご覧のガレージを建築した。
ドア開口幅が1.4メートルと広くゆったりとしたランカスターバイクガレージは、妻側の屋根と観音開きのドアを装備した“バイク1台用のガレージ”。GOEMONさんは基礎や躯体の建築までを専門業者であるエイチアイ・インダストリーに任せ、躯体が完成した後は、内外装を自分の手でペイントして、写真のような状態に仕上げたそうだ。
格納されるのが高価なショーバイクということもあり、防犯性も考慮してビデオシステムも完備。家や小屋の周囲には椰子の木やアメリカンフェンスなどを配置し、まるでアメリカ西海岸にあるビーチハウスのような雰囲気に仕上げた。
公務員として勤めるGOEMONさん。忙しく働く日常生活の中で、ほっと一息をつけるのがご覧のガレージスペースだという。天気の良い日は広々とした庭で日光浴。雨が降ってもガレージ内で愛車と共にゆったりと休日を過ごせる。バイクを整備しながら、頭の中では大好きなアメリカを、愛すべきバイクで疾走する姿を思い描く。小さなガレージの中で大きな夢を膨らませる。ガレージを完成させた今、GOEMONさんは次なる夢、憧れのアメリカ大陸横断に思いを馳せる。
GOEMON BASEのようなバイク用ガレージは、必要とされるサイズが限られてくることから、建築費用も自動車用と比較して安価になり、ガレージ建築もとたんに現実味を帯びてくる。特にキットガレージや小屋の専門メーカーとして知られるグリーンベル製品ならば、バイク用ガレージも豊富にラインナップしており、サイズやデザインまで条件にマッチした製品を手に入れることができるだろう。
(12/4/2024)
PHOTO & TEXT_Kazutoshi Akimoto 秋元一利
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