クルマ&バイク好きによっての夢の集大成 ガレージライフを満喫する趣味空間|Calマガジン-みんなのガレージライフ- VOL01

VOL01
ランクルLoverが10年越しに実現した
カリフォルニア的ビルトインガレージ

石川県金沢市内のとある一角、アメリカ西海岸に迷い込んだかのように突如あらわれた、白塗りのポーチ付きのカリフォルニアハウス。間口が広く、その左側にはランドクルーザーが格納されたビルトインガレージ。春香さんがずっと夢見てきたカリフォルニア的マイホーム&ガレージライフは、まだ始まったばかりだ。

ガレージのオーナー:
Haruka

1988年生まれ。時計専門店に勤務。幼少の頃からランドクルーザーに憧れ、6年前にFLEXオリジナルのリノカ106を購入。現在はリノカ106と150プラドの2台を所有し、共にご自宅のガレージに格納されている。趣味は筋トレとアメリカンキャラクターグッズ収集。
INSTAGRAM_@haaalu1213

左は旦那さまが愛用するランドクルーザー・150プラド、右が春香さんのリノカ106。150プラドに関しては春香さんいわく「私の好きなルックスではないけど、燃費がよくてリーズナブルで運転も快適。旦那のために私が選びました(笑)」。
リノカ106は、FLEXが手掛けるリノベーションカー。100系ボディに60のフロントフェイスを持つ。元々春香さんの住まいが「FLEXランクルハイエース石川店」のすぐ近くだったことに加え、担当スタッフが友人の後輩という偶然も。いろいろな意味で運命を感じた一台。
ガレージの奥にディスプレイされた「1988」の電飾の意味は、春香さんの生まれ年から。偶然にも春香さんが大好きな60後期型の年代!

ガレージにはリノカ106と150プラド
夫婦で楽しむランクルライフ

 植えたばかりのココスヤシがどっしりと構え、大きな星条旗が気持ちよさそうにはためいているカバードポーチ。金網フェンスにはアメリカンなデザインのサインボードが掲げられ、住居脇に設置したM&M’sのロードサインも遊び心たっぷりだ。そして視界を遮るビル群がほとんどないおかげで、いつでも広く鮮やかな青空が拝める……どこを切り取っても、春香さんが憧れたカリフォルニアのロードサイドそのものだ。

 立地としてもカリフォルニアの郊外らしさが満載。クルマのアクセスが抜群によいのだ。日本海側は県内の移動に便利な環状線、反対側は日常的に使っている国道8号線が走る。さらに家から3分足らずで高速道路に乗ることができるなど、クルマ移動を基本とする春香さんにとっては、これ以上ないほどに便利な環境となっている。

「家が完成するまで10年かかったんです。アメリカの佇まいをそのまま持ってきました」と感慨深く語る春香さんの新居は、ガレージから直接リビングにアクセスできるビルトインスタイル。春香さんがこよなく愛するランドクルーザー“リノカ106”が一台、さらに取材の日は旦那さまの出勤のために置かれてなかったが、普段は150プラドがもう一台並ぶ。ガレージは、その2台がちょうどよく収まる幅に設定されている。「リビングからガレージのクルマが眺められるようにしたかったんです」と語るほど、春香さんのランクル愛は相当なものだ。

 二十歳の頃から地道にランクル貯金を続けてきた春香さん。買うなら古くてクラシックなルックスと決めていたが、“ヨンマル”や“ロクマル”は維持をする自信がないと悩んでいたところに「FLEXランクルハイエース石川店」でリノカ106と運命の出会い。100系のランクルをベースにしながら60のデザインを落とし込んだリノベーションカーは、奇しくも大好きだったサンドベージュ。「他の誰にも乗ってほしくない!」と現車を見る前から即決してしまったのだから、相当な惚れ込みようだ。

 そんな春香さんが、ご主人と共に2024年に完成させたカリフォルニアハウスが、これまた“こだわり”に満ちあふれている。その特徴は、何といってもリビングからガレージに直接アクセスが可能であること。特に荷物が多いときは、玄関を経由せずに最短距離でラゲッジに積み込めるのが便利。春香さんにとっては、車庫というよりもクルマのための部屋を1階にこしらえたという感覚なのかもしれない。愛車をガラス越しに眺めながら、リビングのソファでくつろぐ時間は、ランクルラバーにとって最高の贅沢なのだろう。

 もちろん、ガレージの分だけ1階のリビングスペースは狭くなってしまったが、吹き抜けにして高さを活かした空間を作ることで、圧迫感を解消している。さらに、吹き抜けの高い位置には大窓を設置。2階にあがる中間地点から、外の景色が一望できる構造になっており、入居した当時は「朝起きたら、窓の外の景色がいきなり銀世界だったこともありました」といたく感動したことも。冬は冬でそれなりに楽しめる、北陸エリアのカリフォルニアハウスならではのエピソード。

 ランクル御殿がついに完成したものの、早くも次なる野望が春香さんの心にうずまいている。もちろんリノカ106は一生手放すつもりはないそうだが、せっかくカリフォルニアスタイルの家を建てたのだからと、お次はアメリカ車のシェビーバンにも食指が動いている。とはいえ、すでにガレージは2台のランドクルーザーでいっぱいなのだが……。「そうなんです(笑)。だからシェビーバンは外に置いておくしかなくて。でも、そっちのほうがきっと絵になるんじゃないかな」。

リビングは大好きなアメリカン雑貨やフード、カルチャーが満載!
1:屋外のロードサインにもあったM&M’sの等身大キャラクターが2階に突如出現! 2:春香さんの寝室のインパクトがすごい。黄色い壁紙にチェッカーフラッグのフロア。 3:モーテルの部屋番号風のランプ。旦那さまの部屋は202だそう。 4:2階にあがると左手が筋トレスペース、右手はご夫婦それぞれのお部屋。

(4/4/2025)

PHOTO_Hiroaki Yoda 依田裕章
TEXT_Keiichiro Yoneda 米田圭一郎

株式会社CLASSIXが発行する“カリフォルニア生活”を提案するマガジン。
カリフォルニア好きのバイブルとなっている!

Website: www.calog.net
Instagram: cal_magazine

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