【ロサンゼルス29日】詐欺グループが人工知能(AI)を悪用し、数千万ドル規模の大学奨学金を不正に詐取していることが明らかになった。
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捜査当局は、「ゴーストスチューデント(幽霊学生)」と呼ばれる手口について、米国国民に警告を発している。これは、盗み取った個人情報を用い、AIが生成した出願書類を全米のコミュニティカレッジに大量に提出するデジタル詐欺である。
詐欺師は実在しない学生を入学させ、奨学金や学資援助を受給する。その結果、被害者は実際には借りていない学生ローンの返済を求められる事態に陥る。
米国教育省監察官室の調査担当監察官補佐であるジェイソン・ウィリアムズ氏によれば、「被害者の多くは、内国歳入庁(IRS)から教育省への債務があると通知されるまで、自身に借金があることすら認識していない」という。
特に南カリフォルニアのコミュニティカレッジでは、AIによる不正申請が大量に押し寄せ、深刻な問題となっている。
カリフォルニア州には116のコミュニティカレッジが存在し、全日制およびパートタイムを合わせて約220万人の学生が在籍している。2024年には、全申請書の約3分の1が不正と判明し、州および連邦政府は約1,300万ドルの損失を被った。




















