VOL.2 ブタ箱という名の留置所は想像どおり酷い【実録】アメリカ刑務所の実態

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飲酒運転で警察車両とカーチェイスをした後、アメリカ・ロサンゼルスで刑務所暮らしをすることになった日本人。
サム(仮)による一年間の服役実録記。

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飲酒や酒気帯び運転で捕まった場合は、ひとまず警察の留置所、いわゆる“ブタ箱”に閉じ込められる。私の様に飲酒にカーチェイスだとコレはもう確実だ。

そしてここがまたアメリカの面白いところであるのだが(ここカリフォルニア州では)酒気帯び運転でもアルコールを呼気検査したときの数値が0.7以下(通常でビール1〜2本程度だろうか)であれば、許されるし捕まらない場合が多くあるのだ。日本では1滴でも飲んでいたらダメだろう。

私の場合はこのブタ箱に、土曜日の夜から日曜、月曜と二日間程いた。ココでは、どこからでも見えるむき出しのトイレに、鉄の2段ベッド、酔っ払いなどが汚さないように厚手のビニール袋でカバーされたマットレス(ビニールなので寝るときに冷たい)が置いてある。水道は付いておらず、酒を飲んだ翌朝は猛烈に喉が渇くのだが、どうしても水を飲みたければ、トイレの水でもすくって飲め!と言わんばかり。

食事はと言うと、わざわざ長いこと放置して、わざわざ硬くしてるのかしら?、とそう思うほどに硬くてぱさぱさの食パンと小さなパックの牛乳とみかん一個。とかそんな感じである。まぁこんなふうに快適とはかなりほど遠い、なるべくなら泊まりたくないお宿なのだ。笑

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次回は3/3(木)!
(2/24/2022)

プロフィール

鹿児島県出身。国際結婚を果たしてラスベガスで生活したのち、ロサンゼルスに移住。

同コラムでは、犯してしまった犯罪とそれを償うための服役生活についてを明かすが、いたって普通の一般市民。二児の父であり、飲食業界に勤める。

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