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飲酒運転で警察車両とカーチェイスをした後、アメリカ・ロサンゼルスで刑務所暮らしをすることになった日本人。
サム(仮)による一年間の服役実録記。
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自分が留置されたときの家族の反応の話をしよう。これまた恥ずかしい話しではあるが、捕まって帰ってこなかった翌朝は誰も気にしなかったらしい(よく飲みに行って朝帰り・・・ならまだしも、昼帰りをしょっちゅうしていたので笑)。また奴はどっかで飲んだくれているんだろう、と言うくらいにしか考えてなかったよう。なぜだか携帯電話を家に置いたままで連絡の取りようすらなかったのだ。
ちなみにだが、夫婦仲や家庭環境に問題があるわけではない。結婚して25年、周りからはいつまでもラブラブだと言われるほど。カミさんとも息子2人とも仲が良く(カミさんはアメリカ人)、しょっちゅう家族旅行を楽しむような家庭ではある。
そして昼帰りどころか、2日目になってもまだ家に帰らない私に、「さすがにこれはおかしい」と異変に気づいたカミさんが私の友人に片っ端から電話したところ、「もしかして捕まって警察の留置所にいるんじゃないか」と言う話しになり、コンピューターで調べたところ、自分の旦那の名前を発見した!と言うことであったらしい。笑
ここで面白いのは、アメリカで留置されるとその留置人の名前が警察のウェブサイトのようなものに乗るらしく、誰でも家のコンピューターで見て探すことができるのだ。
カミさんはすぐに警察に電話して面会に行けるかどうかを問い合わせたのだが、身柄を別の拘置所に移動するので面会は無理だと言われたそう。この時はまだ彼女も面会が叶うのに2ヶ月近くもかかるとは思いもしていなかったようだ・・・。
そして、そんなことになっているとはつゆ知らない私は、ダウンタウンにあるツインタワーに身柄を移送されることになった。これ又悪名高い拘置所のことだ。ここからかなり過酷な務所暮らしを強いられることとなったのである。
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次回は3/10(木)!
(3/3/2022)
プロフィール
鹿児島県出身。国際結婚を果たしてラスベガスで生活したのち、ロサンゼルスに移住。
同コラムでは、犯してしまった犯罪とそれを償うための服役生活についてを明かすが、いたって普通の一般市民。二児の父であり、飲食業界に勤める。
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