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Vol.33
ビール界のオリンピック!世界最大の国際ビール審査会
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どうも皆さん、お久しブリューイング!日本はゴールデンウィークでしたが酔い連休を過ごせましたか?アメリカに長年住んでいるので、GWの感覚がすっかりなくなってしまいました。
前回と前々回のコラムで、約100軒あるLAのブリュワリーの中で、僕が最もおすすめするブリュワリーについて書かせて頂きました。今回は、5月5日にミネソタ州ミネアポリスで開催されたばかりの世界最大の国際ビール審査会についてお話しさせて頂きます。
皆さん、ビールにも国際大会があったのをご存知だったでしょうか?クラフトビール発祥の地アメリカでは、クラフトビール業界発展のために日々活動してくださっているBrewers Association(ブリュワーズ・アソシエイション。以下、BAビーエー)という団体があり、今年もBA主催のWORLD BEER CUP(ワールド・ビア・カップ)が開催されました。
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より美味しく味わうためビールのスタイルによってグラスの形が異なります
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もちろん国際ビール審査会はこれだけでなく、他にもヨーロッパやオーストラリア等で別の大会が開催されますが、WORLD BEER CUP(以下、WBCダブル・ビー・シー)はビール界のオリンピックとも言われ、その規模はまさに世界最大です。
何が世界最大なのか?と言いますと、エントリーするビールの銘柄数なんです。WBCは2年に一度開催され、世界中からこの名誉ある審査会のメダル獲得を目指し、各部門の賞を競い合います。
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受賞したメダルはこのようにブリュワリーでよく見かけます
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BAが毎年主催するGABF(ジー・エー・ビー・エフ。Great American Beer Festivalの略)という審査会もありますが、こちらにエントリーできる銘柄はアメリカ国内のビールのみとなっております。ただ、毎年開催されるビール審査会としては、今のところ世界最大規模です。
とってもタイムリーな話ですが、前回まで2週に渡りご紹介させて頂いたロサンゼルスのNorth Hills(ノース・ヒルズ)にあるCellador Ales(セラドアー・エール)も、今年初のWBCで銀メダル受賞という快挙を達成しました!僕もめっちゃ嬉しいです。
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WBCを初めて聞いた方もいるかもしれませんが、日本のビールも毎回参加しているんですよ。今年は日本の銘柄4つが金賞、2つが銅賞を獲得しました。おめでとうございます!
また、WBC等国際ビール大会で審査員をする日本人の方もおり、なんと以前僕のYouTubeチャンネルにゲストとしてご出演して頂きました。
上位国際審査会審査員としてご活躍される長谷川小二郎さんとクラフトビール探検家・とも蔵の日米オンラインビール対談は、他ではなかなか聞けない審査会の様子や、ビール好きには堪らない酒場のうんちく満載の3本立てとなっております。ぜひビール片手にご覧ください。
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本日はLAから北へ約2時間のサンタバーバラからもう少し北の街、Buellton(ブエルトン)にある Figueroa Mountain Brewing Co.(フィギュロア・マウンテン・ブリューイング・カンパニー)を2018年に訪れた時の写真でお送りしました。
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こちらもコンテストで多々受賞歴のある大変有名なカリフォルニアを代表するブリュワリーですよ。酔うチェックや!
さて次週は、WBCやGABFで数々のメダルを受賞してきたLAで絶対に行くべきブリュワリーについて書かせて頂きます。
それでは皆さん、酔い一日を。乾杯っ!
(5/16/2022)
とも蔵 TOMOZO クラフトビール探検家
LAを拠点に著書やSNSなどでクラフトビールについて日々配信する、とも蔵さん。本業はグラフィックデザイナーで写真家。「クラフトビールはアート。ブリュワーさん一人ひとりがアーティストであり、彼らの世界観が描き出されているんです」
とも蔵さんのコンテンツ: https://linktr.ee/tomozobeer/
とも蔵さんYouTube: https://www.youtube.com/channel
▶︎らららインタビュー記事 「ロサンゼルスで暮らす人々:とも蔵」を読む
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