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Vol.27
窯焼きピザを食べながらクラフトビール
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どうも皆さん、お久しブリューイングです!早いもので2022年が明けたと思ったら、もう4月に突入しましたね。僕は昔から一年の時間の経過をピザに例えて考えたりします。
チョット何言ってるか分からない!と思わずに少しだけ耳を傾けてください。今年ももう3ヶ月が過ぎたわけですから、僕らはホールピザの4分の1を食べてしまったわけです。美味しいピザを食べ終えるのなんて一瞬ですよね。
てなわけで、偶然にも今日は美味しいピザを食べながらクラフトビールを飲める。そんな夢のようなおすすめブリュワリーをご紹介しちゃいます!また前回のコラムで BLACK LIVES MATTERのビールのお話をしましたが、その続きを交えながら書き綴ります。
さてさて、本日紹介するブリュワリーはこちら。はい、ドンっ!
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ロサンゼルスのバーバンク市にあるTrustworthy Brewing Co.(トラストワーティー・ブリューイングカンパニー)。
僕は缶ビールで何本か飲んでいましたが、先日はじめてYouTubeチャンネルの撮影で醸造所を訪れてきました。LAだとバーバンク周辺のエリアには比較的多くのブリュワリーがあります。
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バーカウンターでは一人飲みのお客さんが多かったです。僕もその一人ですが、ブリュワリーはコーヒーショップのように一人でビールを飲みにくるお客さんが多いです。僕は結構一人ブリュワリー飲みが好きです。
ここは美味しいクラフトビールが飲めるのはもちろん、フードも最高なんです。ピザですよ、ピザ!しかも出来立てアツアツの釜焼きピッツァ!
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外のパティオ席の横に釜があり、ピザ専用のスタッフが目の前で美味しいピザを焼いてくれます。この釜の見た目も無骨で味があって良いですよね。ちなみに燃料はちゃんと自然の薪を使ってましたよ。(写真左奥の棚に薪が見えます)
僕はピザが大好物なので、もちろんオーダーして彼に焼いてもらう事に。ピザもいくつかメニューがありましたが、ここは無難にペパロニピザを。
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ヤバ〜い!アメリカ〜ンなピザに美味しいおビール。期待以上のなんともバカやろーな味でビールが止まらないやないか〜い!
美味しそうなピザを僕がガッつくのを見て、慌ててピザをオーダーしに行く人もいました笑 ピザと一緒に美味しいビールが飲めるブリュワリーなんて、まさにカリフォルニア・ドリームですね。
そしてそして、前回のコラムで BLACK LIVES MATTERを訴えたビールをご紹介しましたが、こちらのブリュワリーにもありました。
その名もBLACK IS BEATIFUL。スタイルはインペリアル・スタウト。通常のスタウトよりも度数の高い10%のスタウト(黒ビール)です。
ジョージ・フロイドさんの事件の後、BLACK LIVES MATTERを訴えて、BLACK IS BEATIFULという名前の黒ビールをリリースした醸造所をLAでも多く見かけました。
黒ビールと言ったら皆さん何をイメージしますか?日本でも馴染みのある黒ビールと言ったらやはりギネスではないでしょうか。
以前、コラムVol.3で『ビールは世界に100種類以上』という記事を書きました。大きく分けて黒ビールには二つのスタイルがあり、ポーターとスタウトに分類されます。アイルランド生まれのギネスは、スタウトという種類のビールになります。
地球上に100種類以上のスタイルがあるビールですが、日本で一般的に親しまれているビールはそのうちのほんの2、3種類。そしてその殆どがラガーとピルスナーです。僕から言わせると本当にそれは勿体ない事です。むしろビールの楽しさはそれ以外のスタイルにあると僕は思っています。
アメリカに来てからクラフトビールという存在を知り、日本で飲んだ事がないスタイルを口にした衝撃からクラフトビール沼にハマってしまった僕でありますが…。
来週はそのスタイルについてもう少しアカデミックにお話ししたいと思います。それでは皆さん酔い一日を。乾杯っ!
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(4/4/2022)
とも蔵 TOMOZO クラフトビール探検家
LAを拠点に著書やSNSなどでクラフトビールについて日々配信する、とも蔵さん。本業はグラフィックデザイナーで写真家。「クラフトビールはアート。ブリュワーさん一人ひとりがアーティストであり、彼らの世界観が描き出されているんです」
とも蔵さんのコンテンツ: https://linktr.ee/tomozobeer/
とも蔵さんYouTube: https://www.youtube.com/channel
▶︎らららインタビュー記事 「ロサンゼルスで暮らす人々:とも蔵」を読む
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