凄いぞニコラス・ケイジ、おめでとう!

 ニコラス・ケイジ(57)が5度目の結婚を果たした!お相手は2020年から交際していた日本人女優のリコ・シバタ(26)。なんともハッピーなニュースではないか。2021年2月16日ラスベガスのホテルでこじんまりと行われた挙式で、京都出身の花嫁が黒色の着物をまとってバージンロードを歩く姿も話題に。挙式後のパーティーには元妻アリス・キム(37)とアリスとの子供カル・エル(15)も同席したという。

 ニコラス・ケイジ見事ではないか!日本の芸能界なら5回も結婚しようものなら、マスコミが黙っちゃいない。不倫期間があったのではないか?人格が変なのでは?コロナ禍の中不謹慎ではないか!等々の批判の嵐から逃れられないだろう。今や日本の芸能界には破天荒な存在を受け入れない雰囲気があるのです。

 しかしなのだ。ニコラス・ケイジならいいかも、許せるかも、と思えてしまう。彼の主演映画『ザ・ロック』や『コン・エアー』など、ニコラスは格好良過ぎます。でもゴシップ雑誌の写真は、いつもびっくりするほど変てこりんな洋服を着ているのです。実はこれが彼の一番の魅力ではないか。普段は全然ハリウッドスターらしくない下町のイカレタおっさんなのでは。私は益々ニコラス・ケイジが好きになりました。更に凄いのは、有難い事に?二人目の日本人女性と結婚したことだ。どんな成り行きで大スターニコラスと知り合って、結婚まで辿り着くのだろうか、謎だ。ニコラスが日本人好きなのを知って彼女からタックルしたのか。どんな作戦でハートを射止めたのか。はたまたニコラスから口説かれたのか。どんな口説き言葉があったのか。興味は尽きない。

 考えてみれば、こんな世界的ビックネームと日本女性が結婚するのは、ジョン・レノンと結婚したオノ・ヨーコさん以来かも。失礼、もう一人スカルノ大統領大統領と結婚したデヴィ夫人がいました。これって凄くないですか。日本女性の面目躍如ですよね。単身アメリカに渡ってハリウッドスターとゴールインする!偉すぎるではないか!日本男子が世界的な女優さんと結ばれたのは『ロミオとジュリエット』のオリヴィア・ハッセーと結婚した布施明くらいしか思い浮かばない。それも1980年の事なので、今から41年前の話だ。これではつまらない!盛り上がらない!コロナ禍の今こそ日本男子がハリウッドスターと浮名を流して盛り上げて欲しい。全米のゴシップ雑誌の表紙を飾るような騒動を起こして貰いたい。勿論その時はLALALAでも当然一面にさせてもらいます!

 全米にいる日本人男性の皆さん、セレブなハリウッドに行って旋風を巻き起こして欲しい。期待しているよ!

 


■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。


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