【インド29日】インド東部の西ベンガル州コルカタで、致死率が高いニパウイルス感染症が流行する恐れが出ている。現地の医療従事者5人の感染が確認され、感染の疑いのある約100人が隔離された。
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東南アジア各国も感染拡大に警戒を強めており、すでにタイやネパールなどのいくつかの国が空港での検査を強化している。
ニパウイルスは、ブタやオオコウモリなどの動物から人に感染する可能性があり、感染力や病原性が強い。効果的なワクチンや治療法、治療薬もなく、致死率は40〜70%と高い。
世界保健機関(WHO)は、ニパウイルスについて流行を引き起こす可能性があるとして、新型コロナウイルスなどとともに、最優先で対応すべき10疾患のひとつと位置付けている。潜伏期間は4〜14日間で、感染すると幅広い症状が出る一方で、まったく無症状の場合もある。初期症状には、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐、のどの痛みなどがある。これらに続いて眠気や意識障
害、肺炎が起きる場合もある。重症令では、致死性の脳炎が引き起こされることもあるという。
現在のところ、インド国外で感染例は報告されていないが、複数の国が警戒を強めている。
<ニパウイルスの初期症状>
発熱
頭痛
筋肉痛
嘔吐
のどの痛み
<続いて以下の症状が現れる場合も>
めまいや眠気
意識障害
急性脳炎
非定型肺炎
重症の呼吸器障害
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