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ドジャース、ロバーツ監督はレギュラーで出演するABEMA TVに、ワールドシリーズ後上機嫌で登場。いつもはドジャースタジアムの監督室でのインタビューなのだが、初めて自宅を公開した。遠くには海が眺められ青い芝生と素敵なプールのある、映画のワンシーンに出てくるような邸宅。監督はワールドシリーズ2連覇の原動力となった選手の名前を嬉しそうに次々と挙げた。
LAの明るい陽射しが降り注ぐ居間で日本の三選手の名前はもちろん、活躍ぶりも語ってくれた。しかし話が来年のWBCになると穏やかだった表情が曇る。少し間を置いて話出した。「今年のシーズンは本当に長かった。3月の東京での開幕戦から始まって、アメリカ全土で試合をし、最後のカナダまでの道程。優勝はしたが皆肉体も精神も限界まで使い果たした。出来れば選手達を休ませたい。家族との時間を与えたい。そして来年の私たちの使命はワールドシリーズ3連覇、それをファンは期待している。実現するためにも、選手を休ませたい。但し最後の判断は私ではないが」まさにチームを預かる監督としての本心だろう。
WBC開幕は3月上旬、メジャー開幕の1か月近く前になる。出場が決まれば2月中旬には完全に体を戦闘モードに作らなくてはならない。ワールドシリーズ7戦の山本選手の「伝説の34球」の熱投を見れば、誰だって1日でも長く休ませたくなる。複雑な気持ちになってきた。しかし、WBCに大谷選手、山本選手、佐々木選手が出ないとなると話題性も華やかさも変わってくる。優勝の確率も変わってくる。彼らに日本代表のユニフォームを着て日本育ちの野球の強さと素晴らしさを世界に見せつけて欲しいのだ。残念ながら今、私を含め日本国民もプロ野球選手もメジャーリーグに気持ちが向いている。高みを見ることは決して悪い事ではないが、だからこそ高校野球、甲子園で鍛え上げられた日本野球魂を世界に今一度見せてもらいたい!
その為にも大谷選手、山本選手は絶対に必要なのだ。夢の3連覇達成、大谷選手4年連続5度目のMVP獲得、山本選手初サイヤング賞、佐々木投手先発ローテーション確保の夢の実現を願うと更に複雑な心境になってくる。山本選手のことだからWBCでも男気を感じ無理して力投してしまう恐れも。大谷選手も盗塁して怪我をしないか、二人のことだから全力を尽くす事は分かりきっている。
WBCに出ても心配、出なくても心配。やっぱり日本に勝って欲しい。私のハムレットのような気持ちはいつまで続くのだろう…。
■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。
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