2026年始まります!2025年の1年間が良い年だった人も今イチだった人も、新たな年のスタート、張り切って行きましょう! 私の目標は「毎日を楽しく過ごすこと」です。どんな素晴らしい年にするのも自分次第。
年末にこんなヒントを貰いました。去年まで巨人の2軍監督を務めた桑田真澄さん(57)が、2軍公式戦に参加するオイシックス(オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ)と契約を結ぶ事になった。現場で指導するだけではなく球団の運営面などにもアドバイスが出来る「総合ディレクター」の立場になる予定。高校時代にPL学園(大阪)で一時代を築き、プロ野球でも巨人で通算173勝をマークしたレジェンドが、新潟を本拠地とする新興球団に身を置く。
巨人からの電撃退団が発表された2025年10月28日、フロント入りの打診も辞退した。しかし野球愛は断ち難かった。 私など、昨シーズン巨人の2軍をぶっちぎりで2年振り29度目の優勝に導き、その実績で将来は1軍監督になるのではと思っていたので、まさかの解任劇だった。退団理由は「2軍で優勝したが、有望な若手選手を育てる事が出来なかった。1軍選手に育てる事が出来なかった。」らしいが、その責任を桑田さんに全て背負わせるのは納得できない。
野球人として巨人軍のフロント入りするよりも、若い球団で選手と生活を共にすることを選んだのでは。桑田さん程の実績、名声があると、まだまだ知名度の低いマイナーな独立リーグ、BCリーグのオイシックスに行くのは勇気の要る事と思うが「野球がある場所ならどこでも行く」その気概と57歳新たな職場への挑戦は素晴らしい。
実はオイシックスは2年前にイースタン・リーグに参入以来営業努力が結び、去年は主催入場者数が10万人を突破、リーグトップの巨人の13万2119人に次ぐ10万3701人を記録した。そこに今期から桑田さんが参入するのだ。巨人との交流戦では教え子との対戦が話題になる事間違いない。正直オイシックス球団の存在もよく知らなかったが、今シーズンからは毎試合チェックしそうだ。
それにしても人生なんて何が起きるか分からない。桑田さんも昨年の秋期キャンプまでは来年も読売ジャイアンツのユニフォームを着ると思っていたはず。不満も未練も言わずに新たな旅立ちを選んだ。今年一年、読者にも何かのアクシデントがあるかもしれない。そこでどう行動するか、人間の真価が問われる。もちろん私にもアクシデントが起きそう。そんな時、桑田真澄のように黙々と恰好よく人生を乗り越えて行きたい。でも本当は楽しくのんびり遊びたいけど!出来るといいな。
皆さん今年もよろしくお願いします。
■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。

