Vol.7 ブリュワリーは美術館
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皆さん、お久しぶりブリーフです!寒さに負けずビール飲んでますか?
先日、『クラフトビールはアートだ!』と個性溢れる缶のデザインをいくつか紹介しさせてもらいました。美味しいビールを造ってくださっているブルワーさん(醸造家)は、ただ美味しいビールを造るだけの職人さんではありません。ブルワーさんは僕にとって、まさにアーティストなんです。
彼らが表現する世界観は、ビールの味や缶のデザインだけではない。ビールを造るブリュワリー(醸造所)の中でも、自分らしさを全開に出している。彼らは”ビール造り”を通して、自分の信じる世界観を思い切りぶつけ、強いメッセージを我々に与えてくれる。そう、まさに芸術家そのものなんです!
だもんで、僕にとってブリュワリーを訪れるという事は、美術館を訪れるようなものだ。彼らが伝えたいメッセージを、五感で受け止めに行く。てなわけで、本日紹介するブリュワリーはこちら。はい、ドンっ!
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ロサンゼルスのダウンタウンにあるAngel City Brewery(エンジェル・シティー・ブリュワリー)。見てください、このなんともインパクトのある外観を。巨大倉庫の外壁に家政婦は見た!のウォールアートですよ。ここはLAのセブンイレブンでも手に入るほど、あまりに有名になり過ぎたLAを代表するブリュワリーである。
ロサンゼルスで”アート”と聞いて思い浮かべるエリアの一つ。それはダウンタウンのアーツ・ディストリクト(アート地区の意味)だろう。今では超観光地となり、パンデミック前は日本からの観光客も多く見るようになった。Angel Cityはこのエリアの入り口に、圧倒的な存在感で堂々と聳え立っている。
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僕がブリュワリー巡りにハマり始めた8年前、アーツ・ディストリクトはまだまだ人の少ない怪しげな雰囲気が残っていた。週末でさえもストリート・パーキングはガラガラだったし、周りにはUMAMI BURGERとあの有名なホットドッグ屋さんくらいしかなかった。
今となっては人でごった返しているこのブリュワリーも、当時は週末なのに客が全然おらず、ガラガラのデカい倉庫で静かにビールを堪能する事ができた。
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中はこんな感じ。ここはまさにダウンタウンLA!って感じる場所である。これがどこか違う街にあっても何か違和感がある。まだ行った事がない方はぜひ酔うチェックしてください!
日本から友達が来た時に連れていったら、とっても喜んでくれました。日本ではこんな開放感があるおシャレな雰囲気でビールを楽しめませんよ!
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ブリュワリーに行かなくとも、ロサンゼルスの街中のセブンイレブンや大衆スーパーにもAngel Cityのビールが置かれている場所が多いので、見つけたらぜひ手にとって見てください!
それでは皆さん、酔い一日を。乾杯っ!
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とも蔵 TOMOZO クラフトビール探検家
LAを拠点に著書やSNSなどでクラフトビールについて日々配信する、とも蔵さん。本業はグラフィックデザイナーで写真家。「クラフトビールはアート。ブリュワーさん一人ひとりがアーティストであり、彼らの世界観が描き出されているんです」
とも蔵さんのコンテンツ: https://linktr.ee/tomozobeer/
▶︎らららインタビュー記事 「ロサンゼルスで暮らす人々:とも蔵」を読む
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