日本の不動産の価値は上がっていくのか? 東京タワマン編

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日本の不動産の価値は上がっていくのか?
東京タワマン編

東京のタワーマンション市場は、近年ますます注目を集めています。全国的には人口減少が進んでいますが、東京23区、とりわけ都心部には人材・企業・資金が集まり続けており、希少性の高いタワーマンションは資産価値を維持しやすい構造になっています。

■上昇を支える要因
まず金融環境です。日本銀行の政策金利は欧米に比べて依然として低いため、住宅ローンの借入コストは軽く済みます。また、円安の影響で東京の不動産は海外投資家にとって割安に映り、香港やシンガポールなどから資金が流入しています。

次に供給の希少性です。都心の一等地での大規模開発は限られており、新築タワーマンションの供給は今後も限定的です。特に高層階や眺望の良い部屋は「二度と出ない希少資産」として評価されやすく、値崩れしにくい傾向にあります。

■リスク要因
一方で注意すべき点もあります。築20年を超えると大規模修繕費や管理費が上昇し、資産価値が下がるケースが出始めています。将来的に金利が上昇すれば、買い手の資金繰りに影響し、価格調整局面を迎える可能性もあります。また、相続によって売却物件が一時的に市場に増えれば、局地的に価格が下落することも考えられます。

狙い目のタワマン
これから購入や投資を検討するのであれば、「立地・ブランド・管理水準」が重要なポイントになります。具体的には、
▶都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の駅近物件
▶再開発エリア(麻布台ヒルズ、虎ノ門、品川・高輪ゲートウェイ周辺)
▶東京タワーや皇居、新宿副都心などの眺望が確保できる部屋
▶管理組合が健全で修繕計画が透明なマンション
といった条件を満たす物件が狙い目といえます


■注目の5物件

1:麻布台ヒルズレジデンス(港区)
都市再開発の象徴的存在で、街全体のブランド価値が高まっています。海外富裕層の需要も厚く、資産性が維持されやすい物件です。
価格:2億9800万円

2:SHIROKANE The SKY(白金高輪)
2023年竣工の新築タワーで、白金エリアの再開発による利便性とブランド性を兼ね備えています。総戸数の多さから管理の安定性も期待できます。

3:HARUMI FLAG SKY DUO(晴海)
オリンピック選手村跡地を活用した大規模開発で、今後の街づくり効果が価格を下支えすると考えられます。ファミリー層の需要が厚く、賃貸・売却とも出口が見えやすい点が強みです。

4:シティタワーズ豊洲/TOKYO BAY(江東区)
豊洲エリアのランドマーク的存在で、生活利便や教育環境が整っています。売買・賃貸の流動性が高く、投資・実需どちらにも対応できる物件です。

5:六本木ヒルズレジデンス(港区)
日本を代表するランドマークのひとつで、希少性の高さは群を抜いています。外国人駐在員を中心に賃貸需要が安定しており、長期保有資産としての魅力があります。

(9/25/2025)


鍵山 学(Manabu Kagiyama)
不動産・ライフサポートのエキスパート
DOTOWN, Inc. 代表

25歳でアメリカ・サンディエゴへ渡り、現在まで26年以上にわたりアメリカでの生活を築いてきた。異国の地での経験を活かし、不動産、開発、ライフサポート事業を展開。現在は DOTOWN, Inc. の代表として、日本とアメリカの架け橋となるビジネスを手がけている。

DOTOWN(DOTOWN, INC. DRE#022113) は、日本で不動産開発や管理、介護・高齢者サービスなど幅広い事業を展開しており、「人々が安心して暮らせるコミュニティづくり」を理念に掲げる。鍵山はその経験をもとに、アメリカ在住の日本人がスムーズに日本へ帰国し、新たな生活をスタートできるよう支援するプロジェクト を進めている。 www.dotown.co.jp
■問合せ: m.kagiyama@dotown.co.jp t.saito@dotown.co.jp

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