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2025年版:埼玉県の不動産市場と注目タワーマンション
2025年の埼玉県不動産市場は、首都圏の住宅需要の高まりを背景に、依然として堅調な上昇トレンドを維持している。国土交通省の公示地価によれば、県全体の住宅地価は前年比で約3〜4%の伸びを示し、全国平均を上回る勢いで推移している。中でも、さいたま市や川口市、蕨市、武蔵浦和といった東京通勤圏の人気エリアでは、住宅購入需要・賃貸需要の双方が強く、価格と成約件数の上昇が顕著だ。
中古住宅市場に目を向けると、2024〜2025年にかけて埼玉の中古一戸建ておよび中古マンションの取引件数は大幅に増加した。中古一戸建ては前年比70%以上の伸びを記録し、市場が活発化。マンションも二桁増で推移し、適正価格帯の物件は短期間で売れる傾向が強い。これは、都内より価格が安く、広さや生活利便性を求めるファミリー層・共働き世帯からの需要が増えているためだ。一方で、郊外エリアでは上昇幅が限定的で、県内での二極化が進んでいる点も特徴となっている。
こうした不動産の動きと並行して、埼玉県内のタワーマンション人気が年々高まっている。駅前再開発や利便性向上が進み、「東京に近い、住みやすい街」として評価が上がったことが背景にある。特に以下の2物件は、資産価値・居住性ともに、県内でトップクラスの評価を得ている。
エルザタワー55(川口市)
高さ約185メートル、地上55階建ての超高層マンションで、埼玉県内で最も高い住宅タワーとして知られる。川口駅からのアクセスが良く、都心通勤者に高い支持を得ている。大規模スケールならではの眺望、共用施設、管理体制の良さが特徴で、竣工から年数は経過しているものの、依然として資産価値が安定している。
URAWA THE TOWER(浦和市)
浦和駅前の大規模再開発により誕生した27階建て・総525戸のタワーマンション。商業施設、教育環境、治安の良さなど浦和ならではのブランド力を背景に、県内屈指の人気を誇る。駅徒歩数分という利便性は投資・居住どちらにも強みとなり、新しい浦和のランドマークとして存在感を高めている。
総じて、埼玉県の不動産市場は今後も堅調に推移すると予測される。タワーマンションを含め、都心近郊の駅近物件は資産価値が安定しており、購入・投資の選択肢として魅力は大きい。エリア選定が重要になる中、川口・浦和・武蔵浦和・大宮といった主要都市は引き続き注目すべきエリアである。
(12/10/2025)

鍵山 学(Manabu Kagiyama)
不動産・ライフサポートのエキスパート
DOTOWN, Inc. 代表
25歳でアメリカ・サンディエゴへ渡り、現在まで26年以上にわたりアメリカでの生活を築いてきた。異国の地での経験を活かし、不動産、開発、ライフサポート事業を展開。現在は DOTOWN, Inc. の代表として、日本とアメリカの架け橋となるビジネスを手がけている。
DOTOWN(DOTOWN, INC. DRE#022113) は、日本で不動産開発や管理、介護・高齢者サービスなど幅広い事業を展開しており、「人々が安心して暮らせるコミュニティづくり」を理念に掲げる。鍵山はその経験をもとに、アメリカ在住の日本人がスムーズに日本へ帰国し、新たな生活をスタートできるよう支援するプロジェクト を進めている。 www.dotown.co.jp
■問合せ: m.kagiyama@dotown.co.jp t.saito@dotown.co.jp






