要介護認定とは?

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第10回
要介護認定とは?

要介護認定は、「自立して生活できるか」「どの程度介助が必要か」を医学的・客観的に判定する制度です。要介護度は以下のように分類され、認定結果に応じて受けられるサービス内容や上限額が決まります。

・要支援1・2:
日常生活は概ね自立しているが、軽度の支援が必要
・要介護1〜5:
身体介護や生活援助など、段階的に手厚い支援が必要

■ 申請から認定までの流れ
①申請(本人または家族)
・市区町村の窓口または地域包括支援センターで申請可能。
・申請時には「介護保険被保険者証」と「印鑑」が必要。
②訪問調査(市区町村の職員)
・調査員が自宅などを訪問し、本人の心身状態や生活状況を聞き取り調査。
③主治医意見書の提出
・本人のかかりつけ医が、健康状態や病歴に基づいて診断書を作成。
④審査判定(介護認定審査会)
・医師や看護師、福祉職らによる第三者機関が要介護度を判定。
⑤認定通知(申請から30日以内)
・結果が郵送され、介護保険サービスの利用が可能になる。

■ 注意点
・申請は早めに行うことが大切
要介護認定には調査・審査を含めて約1ヶ月かかるため、介護が必要だと感じたら早めに動くことが重要です。
・「要支援」と「要介護」でサービス内容が異なる
要支援は主に予防的なサービス(運動指導、買い物支援など)、要介護になると訪問介護や入浴介助、施設入所などが利用可能になります。
・一度認定されても、6ヶ月〜2年ごとの更新が必要
状況が変われば再申請も可能です。状態が改善・悪化した際には早めに再認定を。
・帰国者は住民票が必要
介護保険制度の対象は、住民票がある日本国内在住の40歳以上の人。帰国後に住民登録を行っていないと申請ができないため、先に転入届を提出する必要があります。

■ 申請サポートはどこで?
申請に不安がある場合は、地域包括支援センターや、行政書士、社会福祉協議会などに相談することで、申請の代行やアドバイスを受けることができます。

■ まとめ
要介護認定は、日本の介護サービスを受けるための入り口です。帰国したばかりで制度に不慣れな方でも、地域の支援機関を活用すればスムーズに進めることができます。特に、高齢の親の帰国や、アメリカ生活で支援を受けられなかった方にとって、日本の介護制度は大きな支えとなるでしょう。

■物件名:サンカルナ久留米
■住所:福岡県久留米市津福本町198-2
■入居費用:
 入居時 24.5万~1,334万円
 月額 15.9万~44.8万円

■おすすめポイント:
スタッフが24時間体制で滞在をサポートします。施設内に天然温泉があり、いつでも温泉気分を味わえます。自由度の高いシニアライフを楽しみたい方にぴったりです。

(6/13/2025)


鍵山 学(Manabu Kagiyama)
不動産・ライフサポートのエキスパート
DOTOWN, Inc. 代表

25歳でアメリカ・サンディエゴへ渡り、現在まで26年以上にわたりアメリカでの生活を築いてきた。異国の地での経験を活かし、不動産、開発、ライフサポート事業を展開。現在は DOTOWN, Inc. の代表として、日本とアメリカの架け橋となるビジネスを手がけている。

DOTOWN(DOTOWN, INC. DRE#022113) は、日本で不動産開発や管理、介護・高齢者サービスなど幅広い事業を展開しており、「人々が安心して暮らせるコミュニティづくり」を理念に掲げる。鍵山はその経験をもとに、アメリカ在住の日本人がスムーズに日本へ帰国し、新たな生活をスタートできるよう支援するプロジェクト を進めている。 www.dotown.co.jp
■問合せ: m.kagiyama@dotown.co.jp t.saito@dotown.co.jp

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