アメリカには、州や郡、市によって違う法律が多々ある。そこが自由でユニークなアメリカの魅力といえば魅力なのだが、所変われば信じられないヘンてこりんな法律もある。
ロサンゼルスから車で北に5時間ほど行ったところにあるカーメル市は、海辺にあり芸術家の集まる景観の美しい平和的な街。ハリウッド俳優・監督のクリント・イーストウッド氏が80年代に市長を務めたことでも知られている。
全米からの観光者も多く訪れるその街で、現地の人には当たり前だが、他州人からしたら「は?」と耳を疑う法律が。
「2インチ(約5cm)以上のハイヒールを履いてはいけない。
履く場合は申請が必要」
なぜ、またこんな法律ができたのか・・・。
調べると、なるほどねとも思えるのだが。同市の公式ページによると、この法律が施行されたのは1963年。カーメルには景観や住環境保護のための特殊な法令がいくつかあり、その一つとして、街路樹の根を保護するため許可なしでハイヒールを着用してはならない。
どうしても履く必要がある場合は、市役所に届ければよいとのこと。罰金や刑を科せられることはないそうだが、うっかりハイヒールで街を歩いているとマークされるかもしれない。カーメルを訪れた時には、特に女性の皆さんはご用心を!
Carmel-by-the-Sea(公式ページ)
https://www.carmelcalifornia.com/
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