【Long Beach California】
うっかり入ってしまうと、延々と抜けられない。ボーっと走っていると出るタイミングを逃してしまう。底なし沼のような環状交差点がロサンゼルスにあるんです。
正式名「ロスアラミトス・サークル」、通称ロングビーチ・トラフィックサークルと呼ばれるこの環状交差点は、ロングビーチのレイクアヴェニューと、パシフィックコースト・ハイウェイ、ロスコヨテスブルバードを繋いでいます。出入口は3車線、サークル内は2車線にもなっている大規模な交差点です。
輪を乱さない絶妙なタイミングとスピード
交差点に入る時は、サークル内を走っている車に接触しないよう絶妙なタイミングと、走る車の輪を乱さないスピードが大事。交差点から出る時は、自分の出たい出口を目がけてスムーズに交差点とお別れする。
まるで大人数で飛ぶ「大縄跳び」のよう。
そんな高度な交差点に、みんなうまく乗っているのだろうか・・・あえて平日夕方、ラッシュアワーの時間帯を狙って交差点に行ってみると、なんとも、皆さんリズミカルな走りっぷりをみせているではないですか!
迷惑運転者もいない。交通渋滞もまったく無し。
そもそも、この大規模な環状交差点がここに作られたきっかけは、1932年夏のロサンゼルス・オリンピック大会。このエリアで行われるボート競技場への交通量の増加に対応するためでした。その後、この交差点は近代的にリニューアルされ、現在に至ります。
“pick your own adventure” Traffic Circle”
ロングビーチ市のガルシア市長は、「このトラフィックサークル(環状交差点)は、ロングビーチの心臓部分であり、古くからここを中心に様々なビジネスが栄えています。そして、この交差点からいろいろな方向に行けて、いろいろな夢や冒険が広がっているのです」だとコメントしています。
あめりか・タウンネタ
いまさら、みんな知っているだろうけど紹介したい、暮らしに役立つ&役立たないネタ。ほっとひと息、お家生活のお供にどうぞ。