【ロサンゼルス26日】ロサンゼルス・ドジャース球場の名物として人気の「ドジャー・ドッグ」だが、これまでそのホットドッグを提供してきたヴァーノンの「Farmer John社」が、今シーズンから提供を取り止めたことを発表した。
「Farmer John社」の親会社である「Smithfield Foods社」は声明で、2019年のシーズン後にロサンゼルス・ドジャースとの契約を更新しないという難しい決断を下したと説明。契約継続へ向けた話し合いの中で、両サイドの利益をめぐり合意に至らなかったことを明かした。
ドジャース球場で「ドジャー・ドッグ」は今も販売されているが、ホットドッグは「Farmer John社」製ではなく、同じくヴァーノンに会社がある「Papa Cantella’s社」製のもの。今シーズン、すでに8万個の「ドジャー・ドッグ」が販売されたが、ファンからの苦情などは出ていないという。
「Farmer John社」の時と同様に、「Papa Cantella’s社」も「ドジャー・ドッグ」専用のホットドッグを製造して提供しており、球場がコロナ以前の収容人数に戻れば、年間300万個近くのホットドッグ提供を目指したいとしている。
なお、「Farmer John社」は先週、プロサッカークラブ「ロサンゼルスFC」のホームでのホットドッグ提供を、2年目となる今年も続ける意向を示した。