【ダウンタウン・ロサンゼルス25日】ダウンタウン・ロサンゼルスに位置する未完成の複合施設「Oceanwide Plaza」の売却計画が前進している。同施設は2019年に資金難により工事が中断され、その後外壁一面に大規模な落書きが施されたことで「Graffiti Towers(グラフィティ・タワーズ)」として広く知られる存在となっていた物件である。今回、不動産開発会社であるThe KPC Groupとパートナー企業Lendleaseが、約4億7,000万ドルでの購入契約を連邦破産裁判所に提出した。
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Oceanwide Plazaは当初、高級コンドミニアム、ホテル、商業スペースを含む大規模複合開発として計画された総事業費10億ドル規模のプロジェクトであった。しかし、開発元企業の資金繰り悪化により建設は停止し、以降は未完成のまま放置されてきた。建物は落書きの標的となり、治安や景観の面でも問題視され、ダウンタウン再生の象徴的課題とされてきた経緯がある。
今回提出された購入契約は破産裁判所の承認を経る必要があり、期限までに他の有資格入札がなければ正式承認となる見通しである。承認後は、新たな所有者が主導して安全対策の強化や外壁の清掃を進めるとともに、建設再開に向けた具体的計画を策定する方針である。ただし、実際の工事再開までには各種許認可手続きや詳細設計の見直しなど、複数の段階を踏む必要があるとみられている。
ロサンゼルス市当局は本件を前向きに受け止めており、特に2028年に開催予定のロサンゼルス・オリンピック・パラリンピックを見据え、都市景観の改善と地域活性化への波及効果に期待を示している。一方で、長期にわたり停滞してきた経緯から、事業の実現性や完成までのスケジュールに対して慎重な見方も残っている。
本売却案が正式に承認されれば、長年にわたり放置されてきた大型開発計画は再始動への第一歩を踏み出すことになる。しかし、完全な再生までにはなお時間を要する可能性が高く、今後の進展が注目される状況である。
※https://www.foxla.com/news/oceanwide-plaza-dtla-kpc-group-purchase-agreement
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