『一人で悩まないで!人生再出発はできます。』
プロフィール
JaZoo.Inc代表
室井絢子さん
自らが家庭内暴力の被害を受けCPAFへ逃げ込む過去を持つ。現在は、自身のアパレル系会社Jazoo.Incを立ち上げるほどに完全社会復帰を遂げ、自身のターニングポイントともなったCPAFを世界へ広げるために新NPO法人Ouka Foundationの設立に携わり活動中。
CPAF無料ホットライン: 1-800-339-3940
CPAF(Center For The Pacific Asian Family)はどんなサービスですか。
家庭内暴力(DV)や性的暴行(AS)の被害にあった方々と、その子供たちを無料でサポートしています。無料ホットラインは24時間対応、緊急シェルターでは過去40年にわたって確立されたケア方法で被害者の方々をお迎えしています。30ヶ国に及ぶ言語・文化に合わせての対応が我々の強みです。私もCPAFにお世話になった一人です。過去にどん底にいた私は今、CPAFに救われ会社を設立する程に社会復帰し、一児の母として強く生きることができています。
パンデミックが始まってからどのような問い合わせが目立ちますか。
SNSでの呼びかけを始めたこともあり、問い合わせの数が去年の4倍にまで増えました。収入が無くなり、家にこもりきりの生活が続くと、そのストレスからの言い争いが暴力へ発展するケースが多いようです。また最近は目に見える傷は負わせない精神的なDVも増えています。
パンデミック中に感じたこと、利用者のために働き続けたいと思う理由は何ですか。
毎週、Zoomを通して利用者の皆さんとお話しする時間をもっております。皆さんがおっしゃるのは、シェルターにいる間は毎日が不安との戦いですが、パンデミックの影響もあり、社会復帰しようとしても家探しや仕事探しが更に厳しいということです。そんな人々の力に少しでもなれればといつも思っております。
被害に遭われていて、一人で悩んでいる方にメッセージをお願いします。
1番伝えたいのは、悪いのはあなたではないということです。自分にも非があるから、親を心配させたくないから、子どもが可哀想だからといろいろ考え、我慢してしまうことがあると思います。でも最も大切なものはあなたの幸せです。親も友達も子どもたちもみんなあなたの心からの笑顔を見たいはずです。絶対に大丈夫。諦めないでCPAFに電話してください。扉は開きます。
”動く人の活動NOTE”
コロナ渦で一変した私たちの生活。そんな中で、新しいことに挑戦する人、これまでやってきたことを必死で続ける人など、頑張る形は様々。それぞれに前を向いて力強く進む、動く人を紹介します!
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