OCJAA・鈴木アンリさん

『シニアの皆様に幸せを届ける 「まごころ」弁当』

 

プロフィール

OCJAA Board of Directors/ Corporate Secretary

鈴木アンリ

オレンジ郡日系協会(OCJAA):OC在住のシニアを中心に対象としたオンラインサポートをはじめ、日本文化クラス、介護関連ミーティング、無料セミナーなどを提供。他の日系コミュニティー団体と協力しながら日系社会に役立つ活動を目指す。/自身は長年日米で国際弁護士を務めた後、大手日本企業の副社長・社内弁護士を兼任。両親のケアをしながら、OCJAAでの活動に尽力。Senior Shiawase Project他、多くのプロジェクトに携わる。http://www.ocjaa.org/

 

 

 

OCJAAがコロナ禍で開始した「まごころ弁当」は、どのようなプログラムですか。
コロナ禍では、いかにしてシニアの皆様に喜んでいただけるかを考え、オンラインクラスや、月2回無料でお弁当を配布するプログラム「まごころ弁当」も実施。まごころ弁当は、OCJAAのSenior Shiawase Projectの一つで、KeiroグラントとJA Community Foundationグラントで一部賄われています。コロナ禍でオレンジ郡のシニアが家族や友達と接する機会がなくなり、さらに外出禁止令により家に閉じこもり孤独な生活を強いられたため、OCJAAとしてシニアの皆様に少しでも「幸せ」を届けたいと、「まごころ弁当」と名付けました。

 

「まごころ弁当」を受けとられた皆さんから、どのような声が寄せられていますか。
まごころ弁当は、オレンジ郡在住の80歳以上のシニアと70歳以上で長期介護を必要とする方々、その介護をなさるご家族が対象で、現在100人近くの方々にお届けしています。配達ボランティアは12名。隔週の土曜日に北はアナハイムから南はサンワンカピストラノまで、日本食や中華のお弁当を配達しています。「故郷を思い浮かべるお弁当が届くのがとても嬉しい」とか「夫が他のことはあまり覚えていないのに、まごころ弁当が届く日を喜んで待ちかねている」と喜ばれます。私たちがお届けしているのは、ただのお弁当ではなく正に「まごころ」だと自負しています。

 

OCJAAのコミュニティに向けた活動のゴールとは。
シニアの皆様が生きがいを持って人生を送れる毎日をサポートできるように、生涯教育や学び、交流の場の提供など幅広いコミュニティーサービスを目指しています。また若い世代にも地域サービスやボランティアに参加してもらえるよう新大学生や日本文化啓蒙に精進する若者への奨学金を継続し、シニアサポートを通して交流の場を広げながら日本文化や習慣を未来永劫継続してもらえることが大事だと考えています。

 

 

 


”動く人の活動NOTE”

コロナ渦で一変した私たちの生活。そんな中で、新しいことに挑戦する人、これまでやってきたことを必死で続ける人など、頑張る形は様々。それぞれに前を向いて力強く進む、動く人を紹介します!

 

 

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