アメリカ長期在住者のための日本帰国計画
老後の移住と不動産購入ガイド
日本にスムーズ帰国&新生活スタート応援
日本とアメリカの不動産購入の違い
- 価格の推移の考え方
アメリカ 築年数が経過しても、土地やエリアの需要次第で資産価値が維持・上昇することが多い。
日本 新築時が価格のピークで、築年数が経つと建物の価値は下がる傾向が強い。ただし、都心や人気エリアでは資産性が安定する場合もある。
- 土地と建物の評価
アメリカ 土地と建物を一体として評価するケースが多い。
日本 土地の価値が中心。建物は減価償却されるため、土地の立地が購入時の最重要ポイントになる。
- 売買手続きの仕組み
アメリカ エスクロー制度(Escrow)があり、第三者が資金と権利のやり取りを管理。買主・売主双方が安心して取引できる。
日本 司法書士が登記を担当し、売買代金は決済日に一括支払いが基本。分割払いや柔軟なエスクロー利用は一般的ではない。
- 融資の違い
アメリカ ローン期間が長く、金利も固定型・変動型を自由に選べる。頭金は20%程度が一般的。
日本 外国籍・海外在住者に対する住宅ローンは厳しく、現金購入が多い。利用できる場合でも、金利や審査基準は日本居住者に比べ不利になりやすい。
- 仲介・手数料
アメリカ 売主が仲介手数料を負担することが多く、買主は基本的に不要。
日本 売主・買主それぞれが仲介手数料を支払う「両手仲介」が一般的。手数料は物件価格の最大3%+6万円+消費税。
- 税制・維持費
アメリカ 固定資産税が高めで、州や郡によって大きく異なる。
日本 固定資産税は比較的低めだが、賃貸運用時には所得税・住民税なども考慮する必要がある。
まとめ
アメリカと日本では、不動産の価値の考え方から購入手続き、融資制度まで大きく違います。アメリカ的な感覚で日本の不動産を見ると「なぜこんなに違うのか?」と驚くこともありますが、その違いを理解しておけば、投資や生活の拠点としての購入もスムーズに進められます。


■ユニヴェルシオール学園の丘
■交通:東京都町田市
小田急線「玉川学園前」歩19分
■間取り:4LDK
■価格:2990万円
(9/10/2025)

鍵山 学(Manabu Kagiyama)
不動産・ライフサポートのエキスパート
DOTOWN, Inc. 代表
25歳でアメリカ・サンディエゴへ渡り、現在まで26年以上にわたりアメリカでの生活を築いてきた。異国の地での経験を活かし、不動産、開発、ライフサポート事業を展開。現在は DOTOWN, Inc. の代表として、日本とアメリカの架け橋となるビジネスを手がけている。
DOTOWN(DOTOWN, INC. DRE#022113) は、日本で不動産開発や管理、介護・高齢者サービスなど幅広い事業を展開しており、「人々が安心して暮らせるコミュニティづくり」を理念に掲げる。鍵山はその経験をもとに、アメリカ在住の日本人がスムーズに日本へ帰国し、新たな生活をスタートできるよう支援するプロジェクト を進めている。 www.dotown.co.jp
■問合せ: m.kagiyama@dotown.co.jp t.saito@dotown.co.jp






