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第七十一回
ダグラス・マッカーサー氏も語った昭和天皇
4月29日は「昭和の日」です。
この日は昭和天皇のお誕生日であり、「激動の時代を乗り越えて復興を遂げた昭和を振り返り、国の将来を思う日」として祝日法で定められています。昭和天皇の諱は裕仁、御称号は迪宮とおっしゃいます。「裕」と「迪」には、「広く大きな心で国を治め、人々の幸せのために尽くすように」という願いが込められているそうです。
ダグラス・マッカーサー氏は回想記の中で、昭和天皇について次のように述べています。
「私が世界でもっとも尊敬する人物は天皇陛下(昭和天皇)だ。私が東京に進駐すると、陛下が会いに来られた。そして『大戦の責任はすべて自分一人にある。臣下は自分の命を奉じたに過ぎない』と厳然として言われ、『連合国が責任を問うなら、まず自分を処刑してほしい』と述べられた。私はこのとき、真の君主の姿を見たと思った。あの瞬間から天皇を深く敬愛するようになった。」
当時の明治憲法のもとでは、天皇は政府や軍の決定を承認せざるを得ない立場にありました。しかし、開戦前の御前会議では、本来「天皇は発言しない」という慣例をあえて破り、明治天皇の御製
「よもの海みなはらからと思ふ世になど波風のたちさわぐらむ」
(世界中の人々は皆兄弟姉妹のように仲良くあるべきなのに、どうして争いが起きてしまうのだろう)
をお詠みになり、戦争ではなく外交によって平和裏に解決してほしいというお気持ちを示されました。
日本は長く君主国であり、君主の姿はその国のあり方を映すものでもあります。日本語には「統治する」という意味の古い言葉に「しらす」と「うしはく」があります。「うしはく」は力で押さえつける支配を指しますが、「しらす」は「知る」を語源とし、「民の心や状況を深く理解し、その環境を整える」という意味を持ちます。初代神武天皇の御称号は「ハツクニシラス天皇」。この「しらす」こそ、日本の天皇のお姿を表す言葉なのです。
御製: 歴代天皇がお詠みになった和歌

(4/23/2026)

筆者・森 日和
禮のこと教室 主宰 礼法講師
京都女子大学短期大学部卒業後、旅行会社他にてCEO秘書を務めながら、小笠原流礼法宗家本部関西支部に入門。小笠原総領家三十二世直門 源慎斎山本菱知氏に師事し、師範を取得する。2009年より秘書経験をいかし、マナー講師として活動を開始する。
2022年より、廃棄処分から着物を救う為、着物をアップサイクルし、サーキュラーエコノミー事業(資源活用)・外国への和文化発信にも取り組む。
https://www.iyanokoto.com
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