「メンタルヘルス治療村」ロサンゼルス郡、空きビルを活用し運用へ 全米最大規模ホームレス人口も問題(3/6)

シェアする

【ロサンゼルス6日】ロサンゼルス郡は、長年使われていなかった建物を改修し、精神的な問題を抱える人々を支援する「メンタルヘルス治療村(Mental Healthcare Village)」を整備する計画を進めている。

広告

この計画は、ノーウォーク市にあるメトロポリタン州立病院(Metropolitan State Hospital)の敷地内にある空き建物を活用するもので、郡は6棟の未使用建物を改修して治療施設や住居として再利用する方針である。

施設は「LA County Care Community」と呼ばれ、精神疾患や住居問題を抱える人々に対し、治療・支援サービスと住居を一体的に提供する“村型施設”として整備される予定である。完成すれば合計219床を備え、毎年数百人の患者を受け入れることが可能になる見込みである。

このプロジェクトには、カリフォルニア州の精神医療拡充政策の一環として約6500万ドルの州資金が投入される。資金の一部は、18~25歳の若者向け精神医療施設(計32床)の整備にも充てられる。

ロサンゼルス郡ではホームレス問題や精神医療施設の不足が深刻化しており、郡当局は今回の計画について「支援を必要とする人々に安全な治療環境と住まいを提供する重要な一歩になる」としている。

ロサンゼルス郡のホームレス人口は全米最大規模で、約70,000人以上が路上生活をしていると報告されており、そのうち約30%が何らかの精神疾患(統合失調症、双極性障害、重度うつ病など)を抱えているとされている。

施設の改修と整備には数年かかる見込みで、完成後は精神医療と住宅支援を組み合わせた新たな支援拠点として運用される予定である。

記事をシェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。