カリフォルニア州が移民に発行した商用運転免許1万7千件を取り消し 移民問題が原因との見方は否定(11/12)

【ロサンゼルス12日】カリフォルニア州当局は、移民に発行した商用運転免許証1万7,000件を取り消す方針を発表した。
 この規制強化は、不法滞在の運転手がフロリダ州でUターンをした際に事故を起こし3人が死亡したことを受け、全国規模で実施された商用運転免許証の監査に端を発している。
 トランプ政権が、不法滞在者が大型トラックやバスの運転免許を取得していることに懸念を示しているものの、カリフォルニア州のニューサム知事は、今回の免許取り消しの理由はこのためではなく、州法違反によるものだと説明した。
 今年初め、テキサス州とアラバマ州で発生したトラックによる死亡事故も、こうした免許に関する疑問を浮き彫りにしている。先月、不法移民のトラック運転手が関与したカリフォルニア州での炎上事故では、さらに 3 人が死亡し、懸念はさらに高まった。
 ショーン・ダフィー米国運輸長官はこの秋、カリフォルニア州と他の5州が非市民に商業運転免許証を不適切に発行していたと述べたが、ダフィー運輸長官が措置を講じたのはカリフォルニア州だけだった。ダフィー運輸長官は、カリフォルニア州がトラック運転手に対する英語能力要件を施行していないとして、4,000万ドルの連邦資金を差し控えたほか、不適切に発行された免許証について、さらに1億6,000 万ドルを州から差し控えることを約束している。
 ニューサム知事の事務所は、免許証が取り消されたドライバーは全員、連邦政府から有効な就労許可を得ていたと述べた。
 ダフィー運輸長官が9月に発表した商用運転免許証に関する新しい規則によると、商業免許を持つ移民20万人中、H-2a、H-2b、またはE-2ビザ保持者のみが対象となり、資格を得られるのはわずか1万人となる。H-2aは一時的な農業労働者向け、H-2bは一時的な非農業労働者向け、E-2は米国企業に相当額の投資を行う者を対象とする。ただし規則は遡及適用されないため、19万人の運転者は少なくとも免許更新時まで商業免許を保持できる見通し。 

「カリフォルニア州が移民に発行した商用運転免許1万7千件を取り消し 移民問題が原因との見方は否定(11/12)」への1件の返信

  1. 不法滞在者達に大型免許証を発行していたのも、彼らが事故を起こし被害者がなくなったのも事実。CA知事が何を言おうが不法滞在者を加護してるのは事実。それをトランプ政権のせいにする無能な州知事。犠牲になるのは罪なき人々。

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