オリンピックに〝ナマハゲ〟が出た!?  史上初4会場開会式で話題を呼んだ「クランプス」|ららら新聞VOL.70

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らら三郎(ららら編集部)

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オリンピックに〝ナマハゲ〟が出た!?
史上初4会場開会式で話題を呼んだ「クランプス」

イタリアで開催された2026年冬季オリンピックの開会式は、史上初となる4か所同時開催の開会式、そして2か所での聖火点灯という前例のないものとなりました。ミラノとコルティナ・ダンペッツォを中心に、イタリア各地が舞台となったこの大会は、都市と山岳地帯が連携する新しいオリンピックの形を世界に示しました。

4箇所での分散開催というチャレンジングな形式の中で、強い印象を残したのが、ヨーロッパでは伝統的存在「クランプス」の登場でした。

今回のオリンピックでは、ひとつの巨大スタジアムにすべてを集約するのではなく、複数の都市・会場を舞台に開会式が行われました。
4つの会場がそれぞれの個性を打ち出しながら、映像と演出でひとつの開会式として結ばれる。その構成自体が、「多様な地域が集まって一つの大会をつくる」というメッセージを強く印象づけていました。

そして聖火もまた、1か所ではなく2か所で点灯されました。この演出は、ミラノ・コルティナ大会が掲げた「分散と共創」という理念を象徴する場面でもありました。

◆クランプスは「ヨーロッパのナマハゲ」

そんな開会式の中で登場したクランプスは、イタリア北部のアルプス地方に今も伝わる存在です。
冬になると人々が仮面をかぶり、クランプスとなって村を練り歩きます。子どもを驚かせ、怠け者を戒める・・・少し怖くて、でもどこか親しみのある存在です。

日本の文化に例えると、秋田のナマハゲと同じような存在です。
見た目は怖いけれど、実は地域のルールや暮らしを守る役割を担っている。クランプスもナマハゲも、観光用のキャラクターではなく、今も実際に行われている行事の一部です。

◆なぜ開会式にクランプス?

オリンピックの開会式といえば、華やかでポジティブなイメージが定番です。そこに、あえて少し不気味で荒々しい存在を登場させるのは、かなり思い切った選択でした。

しかし、2026年冬季オリンピックは「地域」を主役に据えた大会です。
4会場での開会式、2会場での聖火点灯。その流れの中で、アルプス地方のリアルな文化を象徴するクランプスが選ばれたのは、ごく自然なことだったのかもしれません。

■ヨーロッパのお祭りで現れたクランプス
https://www.rifugioaverau.it/en/eventi/krampus-on-slope/

(2/11/2026)

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