収集品への需要が高まり、南加全域のポケモンカードショップで盗難が増加(2/13)

シェアする

【ロサンゼルス13日】ポケモンカードの取集が熱を帯びる中、南カリフォルニア全域のポケモンカードショップでカードの盗難が増加している。
 トレーディングカードや収集品、記念品を扱うオンラインオークション会社「Goldin」の経営者でオークションハウスのオーナーでもあるケン・ゴールディン氏は、「ポケモンカード収集の需要が高まるにつれ、カードショップは時計店や宝石店と同様に盗難の標的となる存在になった」と話す。
 Netflixシリーズ『キング・オブ・コレクティブルズ:黄金のタッチ』にも出演しているゴールディン氏のオークションサイトでは、WWEレスラーのローガン・ポール氏など数千万人のフォロワーを持つインフルエンサーが出品するポケモンカードに、数百万ドルもの入札が殺到。ゴールディン氏は、「彼らは皆、90年代後半から2000年代初頭にこのゲームで遊び、単なる遊びとして楽しんでいた子供や若者たちです。今では30代や40代になり、彼らの多くは可処分所得が大幅に増え、それを愛するもの、つまりポケモン、に費やしているのです」と話す。
 大手量販店が商品を補充する日には、新商品を求めて列を作るコレクターの姿が見られる店舗もある。またソーシャルメディアでは、昼夜を問わず、ポケモンカードパックを開封するライブ配信を行うクリエイターが絶えず、貴重なカードを引き当てようと期待を寄せている。
 ほとんどのパックは10枚入りで10ドル程度。平均的なカードの価値は数ドルに過ぎない。しかし時折、ポケモンカードは限定版カードを数パックに混入させ、コレクターを熱狂させる。その価値は数百万ドルに達することもある。
 「ポケモンカードの価値を高める要素の一つは希少性、つまり入手困難さです」とゴールディン氏。「パックを購入して数百万ドル、あるいは数千ドルの価値があるカードを引き当てるのは、ウィリー・ウォンカのゴールデンチケットを見つけるようなもの」と語った。
 もう一つの価値の要素はカードのコンディション。「プロフェッショナル・スポーツ・オーセンティケーター(PSA)」は、そのラベルとホルダー(コレクターがスラブと呼ぶもの)で知られる、数少ない公認かつ信頼されるカード鑑定機関の一つである。PSAのブランド保護担当シニアマネージャー、マシュー・ヘンドラー氏によると、通常、カード所有者は改ざんされていない本物であることを確認するため、また状態を確認するためにカードを鑑定に出すという。
 PSAの訓練を受けた専門家はカードの真正性を保証し、価値を高める可能性のあるグレードを付与し、ID番号を割り当てる。重要なのはラベルに記載された情報だ。盗難カードやパックの大半は所有者まで遡れないが、PSAのような企業は鑑定済みカードを追跡するオンラインデータベースを構築している。
 バーバンクにあるLAスポーツカードは今年初めに強盗被害に遭い、数十万ドル相当のポケモンカードやスポーツカードが盗まれた。盗まれたカードは、カードショーに出品されたる場合もある。同店店主は、カードショップはもはや個人経営店のように扱えないと指摘。より強力なセキュリティ対策や監視カメラシステムの導入、貴重品の施錠管理が必要だと述べた。

広告

記事をシェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。