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夫婦別申告のほうが
控除が大きくなる場合がある?
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尾崎真由美会計事務所
確定申告、タックス代行サービス、会社設立サポートなど
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■質問にお答え頂いた方:尾崎真由美さん
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通常、夫婦申告では、だいたいの場合は夫婦合算のほうが夫婦別々で申告するよりも税金が安くなるため、夫婦別はメリットが少ないといわれています。夫婦別で申告をした場合に得ることのできないCreditもいくつかあります。例えば、Education Credit (American Opportunity Creditなど)や、Child Care Credit、Premium Tax Creditなどです。
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■大きなポイント「医療費」
しかしながら、まれに夫婦別々で申告するほうが基礎控除が大きくなる場合があります。通常の場合、Standard Deductionが基礎控除として適用されますが、もしItemized Deduction が Standard Deductionの額より大きい場合には、Itemized Deductionが適用されます。
そのItemized Deductionの1つの項目に、「医療費」があります。この医療費は、ご自分のAGIの7.5%を超えた場合に適用されますが、夫婦合算で申告した場合、TaxpayerとSpouseのIncomeからAGIを計算しますので、医療費がAGIの7.5%を超えない場合があります。しかし、夫婦別で申告した場合には、AGIはTaxpayerとSpouseそれぞれ別となりますので、医療費がAGIの7.5%を超えるケースもあります。このように、夫婦別で申告したほうが控除が大きくなる場合があります。
※ただし、夫婦別で申告した場合、同じ控除方法を使用しなければなりません。一方がStandard Deductionを使用し、もう一方がItemized Deductionを使用することはできません
(3/2/2022)
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