🏷NEWS #22
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下着ブランドのヴィクトリアズ・シークレット
人気モデルが集結する“エンジェル”制度を廃止で生まれ変わる
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アメリカの人気下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」(VS)は、6/16(水)に新しく「VSコレクティブ」というグループを広告塔として結成することを明らかにした。このグループは南スーダンの難民出身のモデルや、スキーチャンピオン、サッカー選手、LGBTQIA +活動家など、多様なキャラクターのメンバーで結成され、“女性の美の基準”を再提唱するプロジェクトが行われる。
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ヴィクトリアズ・シークレットとは
大型ショッピングモールには必ずといって良いほど入っている、ピンクストライプの外観とショッピングバッグが特徴的な下着ブランド。2019年まで毎年行われていた「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー」ではテイラー・スイフトやジャスティン・ビーバーなど人気歌手のパフォーマンスの中、広告塔モデル「エンジェル」たちがランウェイを歩くのだが、そのド派手さも人気の理由であった。
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モデルの登竜門「エンジェル」
VSの広告塔モデルは「エンジェル」と呼ばれ、モデルたちにとって登竜門ともされている「エンジェル」に選ばれることは名誉なこと。ファンの中でも、毎年行われていたファッションショーでは、誰が「エンジェル」としてランウェイを歩くのか、注目されていた。
雑誌による「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー2017」の様子
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セクハラ問題・時代に乗り遅れたブランド方針で〇〇に買収されている?!
VSは投資会社の「シカモア・パートナーズ(Sycamore Partners)」に買収されている。その理由は乗り越え難い経営難にあった。VSは、他の下着ブランドが、様々な体型のモデルを起用する中、「トランスジェンダーやプラスサイズモデルは起用しない」との時代に乗り遅れた方針を発表。また、マーケティングオフィサーを務めるエド・ラゼックによるモデルへのセクハラ疑惑も浮上したことで、人気が低迷した。
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生まれ変わる「VS」
VSは「エンジェル」制度をはじめとし、多様性にかけた女性の“ロールモデル”を貫く姿勢を崩さなかったことで、かつてダントツ一位で下着ブランド界をひっぱっていたという栄光を失ってしまった。現在「Aerie」や「Savage x Fenty」などの同業ブランドとの売り上げ競争に苦しんでいる。チーフ・エグゼクティブのマーティン・ウォーターズは「男性が望んでいることではなく、女性が望んでいることを大切にする必要がありました」とコメントしており、「VSコレクティブ」の活躍にも期待だ。
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(6/25/2021)