Vol.40 瞬きをするのも惜しい、驚愕の大自然
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ワクチン摂取が進み、かつての日常が戻りつつある。2020年の3月にパンデミックが始まってからというもの、行動を規制され、好きなことができない日々が延々と続いた。老若男女だれもがストレスを抱えていたことだろう。2年振りに自由を謳歌できる夏。つらい思いをしてきた子どもたちには、とびきり楽しい思いをさせてあげたい。夏休みも本番、そして、訪れる秋。今回からしばらく、アメリカならではの大自然を堪能するべく「グランドサークル」の楽しみ方をご紹介しようと思う。ご存じの通り、グランドサークルは、アリゾナ州、ニューメキシコ州、コロラド州、ユタ州、ネバダ州の5州を跨ぐアメリカ最大の国立公園および国定公園(ナショナルモニュメント)の集積地。総面積は約330,000平方キロメートル。東京を中心に浜松までを半径として円を書いた程度の大きさで、関東・東海・中部ならびに東北地方の一部がすっぽり入ってしまうほどの大きさだ。コロラドプラトーと呼ばれる、かつては海の底であったコロラド台地に20を超える国立公園・国定公園が点在し、行けども行けども驚愕の大自然が目白押しだ。そこに広がるのはグランドキャニオンやモニュメントバレーなど、世界広しと言えども、ここでしか見ることの出来ない自然が作り出した芸術の数々。テレビや雑誌で見たことのある景色も、実物を目の当たりにすると全くの別物。肌を焼く砂漠の太陽、赤土の匂い、渓谷を吹き抜ける風の音。恒久の時を肌身で感じながら眺める絶景は、そこに行った者だけしか味わうことの出来ない涙モノの感動体験だ。
私自身も、一人で、家族連れで、友人と一緒に。灼熱の太陽が振り注ぐ夏は勿論のこと、雪の降る時期など、幾度と無くこの地を訪れている。時にはキャンプ、時には車中泊、時には窓から絶景を一望できるホテル泊と、様々な楽しみ方をしているが全く飽きることがない。アウトドアや自然が好きな方であれば、瞬きをするのも惜しいような驚きの連続で、一生の思い出になることだろう。

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Nick D (ニックディー)
コロンビア、メキシコなど中南米での十数年の生活を経て、2007年よりロサンゼルス在住。100マイルトレイルラン、アイアンマンレースなどチャレンジを見つけては野山を駈けまわる毎日。
「アウトドアを通して人生を豊かに」をモットーにブログや雑誌への寄稿を通して執筆活動中。
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