夏休みを利用して、日本へ一時帰国する人も多い季節。久しぶりに家族と海へ出かけたり、子どもたちと砂浜で遊んだりする予定の方もいるのではないでしょうか。
そんな日本の夏の風景を象徴する「砂浜」が、今、大きな変化に直面しています。
毎日新聞によると、日本の砂浜は長年にわたって縮小を続けており、将来的には地球温暖化による海面上昇の影響で、2100年には1990年時点で存在していた砂浜の6割以上が失われる可能性があると専門家が指摘しています。
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◆かつての海岸線が少しずつ後退
東北大学大学院の有働恵子教授(海岸工学)らの研究によると、日本全国の砂浜の平均的な幅は、1950年には約63メートルありました。しかし、1990年には約43メートルまで後退。
砂浜の総面積も、約40年間で大きく減少しました。
背景には、戦後の高度成長期に進められたダム建設や砂利採取などにより、川から海へ運ばれる砂の量が減ったことがあるとされています。
自然に供給される砂が減り、海岸を維持する力が弱まったことで、少しずつ砂浜が失われてきました。
◆これからの最大の要因は「海面上昇」
近年、さらに深刻な問題となっているのが、地球温暖化による海面上昇です。
研究では、潮位の観測データなどをもとに分析した結果、2025年には1990年と比べて10〜30%程度、砂浜の消失が進んでいる可能性があるとされています。
有働教授は、今後温暖化が進めば、海面上昇によって砂浜の消失がさらに加速する恐れがあると指摘しています。
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