【ロサンゼルス17日】KTLAが報道したところによると、米国で拡大している寄生虫感染症「サイクロスポラ症(Cyclosporiasis)」をめぐり、米疾病対策センター(CDC)は、メキシコ産の細切りアイスバーグレタスが原因となった可能性が高いとして調査を進めている。
CDCによると、今回の集団感染では、インディアナ州、ケンタッキー州、ミシガン州、オハイオ州、ウェストバージニア州の5州にあるタコベル店舗で提供されたレタスとの関連が確認されている。CDCは対象地域の店舗で提供された細切りレタスを食べないよう消費者に呼びかけている。
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◆原因は「目に見えない寄生虫」
サイクロスポラ症は、「Cyclospora cayetanensis」という微小な寄生虫によって引き起こされる感染症。
主な症状は、
・水のような激しい下痢
・腹痛や腹部の張り
・吐き気
・食欲不振
・強い疲労感
などで、治療を受けない場合、症状が数週間以上続くこともある。
感染は主に汚染された食品や水を口にすることで起こり、人から人への直接感染は一般的ではないとされている。
◆タコベルが対象レタスを撤去
今回の調査を受け、タコベルは対象地域の店舗から疑いのあるレタスを自主的に撤去し、供給体制の見直しを進めている。
当局の調査では、問題となったレタスはメキシコ産で、食品供給網を通じて複数州の店舗に流通したとみられている。
一方で、CDCは今回の感染拡大について、タコベル関連以外の感染経路についても調査を継続しており、全国的な感染状況の把握を進めている。
◆ミシガン州で深刻化、全国規模の調査へ
今回の流行では、特にミシガン州で感染報告が急増している。州保健当局は、患者への聞き取り調査からレタスやサラダ関連食品との共通点を確認し、食品供給ルートを詳しく調べている。
サイクロスポラ症は過去にも、袋入りサラダ、葉物野菜、ハーブなどの生鮮食品が原因となった集団感染が発生しており、夏場の食品管理の重要性が改めて浮き彫りになっている。
◆消費者ができる予防策
保健当局は、消費者に以下の対策を推奨している。
・野菜や果物をよく洗う
・生鮮食品を扱う前後に手を洗う
・冷蔵保存を適切に行う
・長引く下痢や腹痛がある場合は医療機関へ相談する
特に夏場は、生野菜やサラダなどを食べる機会が増えるため、食品の取り扱いには十分な注意が必要だ。
◆「健康的な食生活」に潜むリスク
サラダや新鮮な野菜は健康的な食生活に欠かせない一方で、今回のような食中毒リスクも存在する。
食品流通が広域化する現代では、一つの食材の問題が複数州に広がる可能性があり、消費者だけでなく食品業界全体に安全管理の重要性を問いかける出来事となっている。
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