【ロサンゼルス17日】米国で長年続いてきた「年2回の時計変更」をめぐる議論が、再び大きな注目を集めている。連邦議会では、夏時間(Daylight Saving Time)を年間を通じて継続する案が進んでいるが、カリフォルニア州ではすでに数年前から「時間をどうするのか」という議論が続いてきた。
果たして、ロサンゼルスやサンフランシスコなどカリフォルニアの暮らしはどう変わるのか。
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◆2018年、カリフォルニア州民は「時計変更の見直し」に賛成
カリフォルニアでは2018年の住民投票で「Proposition 7(提案7)」が可決された。
これは、州議会が連邦法の範囲内で夏時間制度を変更できるようにするための措置だった。多くの有権者は「春と秋に時計を変える生活を終わらせたい」という考えに賛同したが、この時点で自動的に制度が変わったわけではなかった。
その後、カリフォルニア州議会が具体的な変更を進めるには、連邦政府の承認が必要となり、議論は停滞していた。
◆「夏時間を続ける」のか「標準時間に戻す」のか
今回、連邦レベルで進んでいる案は「夏時間を一年中続ける」という方向性だ。
もしこの案が成立すれば、カリフォルニアも現在のように春と秋に時計を変更する必要がなくなる可能性がある。
一方で、カリフォルニアでは別の考え方も存在する。それは「標準時間(Standard Time)を一年中採用する」という案だ。
支持者は、自然な太陽のリズムに近い標準時間の方が健康面や生活リズムに適していると主張している。実際、州内でも恒久的な標準時間を求める議論や法案が提出されている。
◆ロサンゼルスの生活はどう変わる?
もし夏時間が固定化された場合、南カリフォルニアでは夕方の日照時間が長くなる。
例えば、
・仕事帰りにビーチや公園で過ごせる時間が増える
・レストランや小売業、観光業への経済効果が期待される
・アウトドア活動がより楽しみやすくなる
といったメリットが考えられる。
一方で、冬の朝は現在より暗い時間が長くなる可能性がある。特に子どもの通学や早朝勤務の人々への影響を懸念する声も出ている。
◆「時間変更をなくす」ことには賛成、でも方法で意見が分かれる
カリフォルニア州民の間では、「年2回時計を変える制度は終わらせたい」という意見は広く共有されている。
しかし、その方法については、
「夕方の明るさを優先して夏時間を続けるべき」
という意見と、
「健康や自然な生活リズムのため標準時間を固定すべき」
という意見に分かれている。
つまり、問題は「時計を変えるかどうか」だけではなく、「どちらの時間を選ぶか」という新たな議論になっている。
◆カリフォルニアの“最後の時計変更”はいつになるのか
現在、ロサンゼルスを含むカリフォルニアでは、これまで通り年2回の時間変更が続いている。
しかし、連邦議会の動きによっては、カリフォルニアの生活リズムやビジネス環境にも大きな変化が訪れる可能性がある。
2018年の住民投票から続く「カリフォルニアの時間問題」は、いよいよ最終局面を迎えるのか。今後の議会判断に注目が集まっている。
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