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VOL.11
フルサイズのアメリカ車を格納するガレージと
憧れ続けてきたアメリカンスタイルの家
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音楽や映画などをきっかけに、多感な少年時代からアメリカンカルチャーへとどっぷりと浸ってきたという岩田さん。結婚して家族が増えたことから自宅の建築を決意したが、理想とする住まいはやはりアメリカンスタイル。平屋造の母家にビルトインガレージなど、スクリーンの中で見てきたアメリカの暮らしを忠実に再現したものだ。
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OWNER IPPEI IWATA
BUILD 2021/LAYOUT 3LDK
ご主人の一平さんと、奥様の利香さん、うたくん。ドアチャイムまでアメリカから直輸入したというこだわりの住まいは、一平さんがインターネット上で基本プランを作成したもの。ディテールの一つひとつまで徹底的にこだわったという住まいだ。
Instagram @travis0419
「映画や音楽がきっかけとなり、アメリカンカルチャーの世界に魅入られるようになった」という方は決して少なくない。岩田一平さんもまた、聴いていた音楽の影響を受け、バックボーンにあるアメリカの文化や暮らしに強く惹かれていったという。特に1990年代の音楽が好きだという岩田さんは、ジャズからパンクやソウルまでジャンルを問わず、自らも演奏を嗜む。現在もギターを手元に置き、時間に余裕のある時は自室で弾くこともあるそうだ。
愛車は1996年式キャデラック・フリートウッド・ブロアムとフォード・エクスプローラーという2台のアメリカ車。6年前に結婚し、さらに子どもが産まれて家族が増えたことから自宅も手に入れたが、住まいもまたビルトイン・ガレージを備えたアメリカンスタイルの木造住宅だ。
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建築にあたってはパソコンを使って自ら間取りなどの基本設計を製作。この際にビルトインガレージ付きの平屋造としたことから、敷地は最低でも100坪以上が必須になったという。宅地が密集した住宅地を避け、日当たりが良く、自然に囲まれたロケーションを探し、運良く137坪という広々とした敷地を手に入れたのは2021年のことだ。家屋の建築は親戚が経営する工務店に依頼。この際に前述した基本設計を踏襲し、細部まで理想とする住まいに仕立ててもらった。
「照明の位置や窓のサイズなど、細かな部分まで思い通りに施工してもらったのですが、指示が細かすぎて、親戚とはいえ、最後には“もう二度とやりたくない”って(笑)」と岩田さんは建築当時を振り返る。
思い描いてきた理想を具現化した家は、ヘリンボーンの壁やラップサイディングの壁、カバードポーチなど、映画やテレビで見てきたアメリカの住まいそのもの。中でもフルサイズのアメリカ車が余裕で格納できるガレージは、岩田さんがもっともこだわった部分であり、クルマの整備道具やキャンプ用品の収納スペースに加え、ほっと一息つけるリラックススペースまで備えている。
週末は愛車キャデラックに乗り込みスワップミートなどのイベントへ出かけることも。大型のオーバースライドドアを開けて、ガレージから真っ青な空の下へクルマを滑り出す姿は、まるで映画の中のワンシーンのようだ。
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PHOTO & TEXT_Kazutoshi Akimoto 秋元一利
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株式会社CLASSIXが発行する“カリフォルニア生活”を提案するマガジン。
カリフォルニア好きのバイブルとなっている!
Website: www.calog.net
Instagram: cal_magazine
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