【ロサンゼルス13日】米疾病対策センター(CDC)は13日、ワクチン接種完了者は、屋内外ともに集まった人の数に関係なく、マスクとソーシャル・ディスタンスなしで集っても良いとする新指針を発表した。また、ワクチン接種完了者でも、新型コロナの症状が出た人はマスクを着用し、コロナ検査を受けるよう求めた。
CDCのワレンスキー所長は、ワクチン接種の有無が不明な人々が同席する可能性が高い屋内コンサートなどの場合でも、「ワクチン接種完了者はマスクなしで参加しても安全」と、科学的根拠を基に述べた。
このCDCの新指針は、病院や介護施設、ホームレス用シェルターなどには適用されない。また、マスク着用が法律等で定められている場所や店舗・ビジネス、飛行機・電車などの公共交通機関では、それに従うよう求めた。
CDCが定義するワクチン接種完了者とは、ファイザーとモデルナの場合は2度目の接種から2週間経った人、ジョンソン・エンド・ジョンソンの場合は接種から2週間経った人。
新型コロナウイルスの感染状況が改善に向かっているカリフォルニア州では、このまま行けば職場やビジネスにおけるコロナ規制を6月15日に解除する方針が明らかにされているが、ニューサム知事は12日、マスクの着用義務化ルールも6月に解除される可能性があると言及した。