LA市、13日から16歳以上へのワクチン接種開始 CDC、J&J製の一時中断を勧告

【ロサンゼルス13日】カリフォルニア州では、新型コロナウイルスのワクチン接種対象が15日から16歳以上の全員となるが、これに先駆けロサンゼルス市では13日から、16歳以上へのワクチン接種を始めた。市のポータルサイト(https://carbonhealth.com/covid-19-vaccines/los-angeles)から予約を受け付けている。ロサンゼルス郡内の居住者であれば予約ができる。

 

「Dignity Health California Hospital」の感染症専門医スマン・ラドハクリシュナ氏は、次の感染拡大の波を防ぐには、ワクチンによる集団免疫の獲得がキーになるとし、特に若者層や健康な人々へのワクチン接種が効果的だと説明する。

 

そんな中、米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)は13日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発したワクチンについて、接種後まれに深刻な血栓が生じる事例が報告されていることから、接種を一時的に中断するよう勧告した。カリフォルニア州当局によると、州内でこれまでに供給されたJ&Jのワクチンは、4%程度だという。

 

CDCとFDAによると、J&J開発のワクチンを接種した国内の6人に、接種後2週間以内に深刻な血栓が生じた。6人はいずれも女性で、年齢は18歳から48歳。

 

カリフォルニア州では15日から、ワクチン接種対象が16歳以上の全員となるが、18歳以下への接種はファイザー社製のワクチンのみに限定されている。

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