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依然として私の周りのマダムの間では韓流ブームが続いている。衰える兆しがないのだ。CS放送の連続ドラマは必ず録画し、録画リストは全て韓国ドラマ。ご主人お楽しみのゴルフ中継などまっただく入る余地はない。そんな家庭が日本中に沢山あるのでは。なぜここまで日本の女性は韓流男性が好きなのか・・・薄々感じてはいるが検証してみることに。
先ずは愛を言葉にする。女性を最優先にし、苦しくても待つ、涙を見せる、一途で裏切らない、女性の感情を読む、らしい。もちろんドラマの中ではあるけれど。それに引き換え日本男子は、察してもらいたい欲が強く、多くを語らない、感情も出さない、仕事優先、らしい。この比較を女性側から見ると、韓流男性スターは感情的に安全な存在で、現実の日本男性は感情が読めない存在となる。
マダム世代には「未回収のロマンス」が心の中に残っているらしい。つまり自分は家庭優先、夫は仕事中心、愛情表現が少ない結婚生活などを経験していきた50~70代の女性にとって、韓流ドラマは「もう一度やり直したい」という感情を刺激するリハビリ装置のような役目。心理学的には「補償的ロマンス」と呼ぶらしい。この現象は年齢が増すほど上がり、性よりも情、刺激より安心、強さより安心、支配より安心の傾向が強くなって行く。さすが韓国ドラマ、国家レベルで女性心理を研究し、国家戦略で企画を考えている。 そうなるともう日本男子の突破口はないのかと思いがちだが、そうでもない。近年のモテる日本男子は、よく話を聞き、感情を言語化出来、清潔感があり、優しさを表現する事が出来るらしい。シニア男性に求められるのは言葉力で、「それは大変だったね」の一言。「今日は会えて嬉しかった」「この空綺麗だね」「君の話面白いね」など、今まで心で思っていても声に出さなかった言葉をしっかり言うことのようだ。更に女性がチェックしているのは姿勢、匂いが爽やか、髪や髭の手入れができ、爪が整っているなどの身だしなみ、つまりこの人は自分の人生を放置していないと感じられるのがモテる条件らしい。
そう考えてみるとライバルは韓流スターではなく自分自身になってくる。しえ、試練を乗り越え、戦いに勝利しても、イ・ビョンホンに太刀打ちできるとはとても思えない。とはいえ目標は高い方がいい。取り敢えず身近な所から韓国製モテモテ化粧品でも買いに行ってきますか。
実はそんな考えてる場合じゃない!WBCの日本チーム応援しないと!マイアミ決戦見に行きたいな~。頑張れニッポン!応援しています。
■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。
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