俳優本格復帰のジョニー・デップ、ハリウッド帰還の意志はない? ━ 娘リリー=ローズからは祝福の言葉

プライベートの泥沼裁判沙汰で世間を騒がせ、ハリウッドの第一線を退いていたジョニー・デップが、本格的に俳優業復帰を飾った。第76回カンヌ国際映画際の場で、3年ぶりの出演作『Jeanne du Barry(原題)』がプレミア上映された。

元妻アンバー・ハードへの家庭内暴力を疑われていたジョニーは、これを暴露したハードに対して名誉毀損裁判を起こしていた。この影響により、ジョニーはスタジオ大作映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズのグリンデルバルド役から降板(事実上の解雇)。2020年の主演作『MINAMATA─ミナマタ─』を最後に、そのままハリウッドから姿を消していった。

その後、ハードとの名誉毀損裁判に専念していたジョニーだが、裏では着々と俳優復帰に向けて動いていた。兆しが見えたのが2022年1月。歴史恋愛映画『Jeanne du Barry』でフランス国王・ルイ15世役を演じることが決定。同作は遂に、2023年5月16日より開催されている第76回カンヌ国際映画祭で初上映を迎え、約7分間にわたるスタンディングオベーションを受けた。

華やかなカムバックに現地フランスも祝福ムード。ホテルのバルコニーからジョニーへの祝福を示すプラカードを掲げていたファンの姿も見られた。そんな中、同じく出演作のお披露目でカンヌ国際映画祭へ赴いたジョニーの娘リリー=ローズも父の俳優復帰についてコメント。「すっごく嬉しいです」とシンプルに語った

今後注目されるのは、ジョニーの活動拠点。ハリウッド復帰にも期待したいところだが、本人にはその意向はないのかもしれない。『Jeanne du Barry』上映後に行われた記者会見の場で、ジョニーはこう語ったのだ。「僕はハリウッドにボイコットされたとは思っていません。だって、ハリウッドのことは頭にないから」。

俳優復帰を果たしたジョニーは、約25年ぶりの監督を務めることも決定している。同作にはアル・パチーノといったハリウッドの大物俳優も出演する一方、製作自体はヨーロッパで進められるようだ。

Source:Variety, Deadline

Credit Copyright: Photo by Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Johnny_Depp-2821.jpg

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