ナカハラ法律事務所 | ELDER ABUSEについて 【前編】 | LA法律

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ELDER ABUSE について【前編】

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■質問にお答え頂いた方:LARRY M. NAKAHARA 氏

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私は日系アメリカ人の家庭で育ちました。「お年寄りを大切にする」というフレーズは、私の両親や祖父母がよく使うフレーズでした。残念ながら、今日、多くの高齢者は、年齢や病気のために認知機能が弱まるため、苦しめられる対象となっていることが多いです。

この問題に対処するため、カリフォルニア州は、高齢者や扶養されている大人を守るべきグループであることを認識し、カリフォルニアでこれらの人々を保護するために特定の法律を制定しました。エルダーアビューズ(老人虐待)には2つの形態があります。

   

一つは介護者(CareGiver)、隣人、さらには家族によって起こされる放置などによる身体的なもの、もしくは身体的被害、もう一つは、高齢者が自分の財産を奪われたり、高齢者の死後、財産を金銭的搾取を目的とした者たちに譲渡するような書類にサインする圧力をかけられる、というような経済的被害の形態があります。過去においては、多くの高齢者は、情報やリソースが不足していたため、助けを求めることができませんでした。現在カリフォルニア州では、カリフォルニア刑法に基づき Elder Abuse を犯罪とする法律を可決し、またその取り決めを強化したことにより、損失に対する金銭的損害賠償、および Elder Abuse を犯した者から弁護士などの法的費用と法廷費用を高齢者は取り戻すことができるようになりました。

カリフォルニア州はまた、Elder Abuse の事例を調査できるように各カウンティーに Department of Adult Protective Services を設けました。自身が Elder Abuse の被害者である場合、またはその被害者の可能性がある高齢者を知っている場合は、その高齢者が居住するカウンティの Adult Protective Services にその Elder Abuse を通報することが出来ます。その後、Adult Protective Services は、問題調査の捜査を開始します。

※この記事は一般的な情報提供を目的とし、法的アドバイスとして書かれたものではありません。個々の状況に対する法的アドバイスに関しては各専門家にご相談ください。

(6/29/2022)

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