Vol.51 目の前に立ちはだかる、砂漠の中の巨大岩に感動
アーチーズは1971年に国立公園として指定され、2000以上の自然にできた岩のアーチが見所のナショナルパーク。アーチーズと隣接するキャニオンランズのベースとなるのはモアブ。小さな町ではあるが、アウトドア派にとっては天国のような場所である。夏は連日気温が40度を超えるため、春と秋が最も人気のある季節だ。ハイキング、マウンテンバイキング、ラフティング、ロッククライミング、4WDツアーなど、見渡す限りのレッドロックの荒野で様々なアクティビティーを思う存分楽しむことが出来る。
アウトドア情報満載で見ているだけでも楽しいサイトがあるので、何でもトライしてみたいという行動派の人はこのサイトを覗いてみるといいだろう。https://utah.com/
映画『インディー・ジョーンズ 最後の聖戦』のオープニングシーンを始め、様々な映画の撮影場所としても知られている同国立公園は、モアブの町から僅か数キロの距離で、所要時間は10分程度。ここ数年は訪問者数が急増し、渋滞や駐車場不足が深刻な問題となっている。入場者数を制限するために、訪問時間を決めるなど予約制の導入が検討されているほどだ。気候の比較的穏やかな春と秋は混雑が特に顕著で、灼熱の太陽が振り注ぐ猛暑の夏は人が少ないと思いきや、それでもかなりの混雑を覚悟する必要がある。時期を問わず人混みと猛暑を避けるためには、朝早くの訪問がおすすめだ。「グランドサークルを一週間で」のモデルプランでは午前中にアーチーズ、午後にキャニオンランズと1日で2ヶ所訪問のスケジュールとなっているので、アーチーズには午前7時頃から、出来れば更に早い時間から行動を開始するのがいいだろう。駐車場待ちでの時間ロスを最小限に抑え、混雑する前に絶景を楽しもう。
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Nick D (ニックディー)
コロンビア、メキシコなど中南米での十数年の生活を経て、2007年よりロサンゼルス在住。100マイルトレイルラン、アイアンマンレースなどチャレンジを見つけては野山を駈けまわる毎日。
「アウトドアを通して人生を豊かに」をモットーにブログや雑誌への寄稿を通して執筆活動中。