Vol.46 アンテロープ・キャニオン
今回は、デザートビュー、ホースシューベンドへ立ち寄るので、それぞれ約1時間として合計4時間30分。多少余裕を見て5時間。正午前後にアンテロープキャニオンに着くためには、遅くとも7時にはグランドキャニオンビレッジを出発しよう 。イーストリムの道沿いには幾つものビューポイントがあるが、見逃してならないのは、ワッチタワーとそこから見えるデザートビュー。タワーからはグランドキャニオン北側の平らな大地が一望できる。デザートビューを堪能した後は、そのまま東に向かいイーストエントランスを抜け、その後89号線を北上しペイジ方面へと向かう。ホースシューベンドは89号線沿いでペイジの4マイルほど手前だ。マイル表示544と545の間。見逃しやすいので注意しよう。駐車場から砂地を一キロ程度行くと、徐々に渓谷っぽいものが見えてくる。そして突然、曲がりくねった馬の蹄が姿を現す。平らな大地に忽然と現れるコロラド川とそれが作り出した奇妙な形の渓谷は赤色の岩、緑色の水、青い空のコンビネーションが絶妙のバランス。コロラド川まで垂直に切り立った崖は思いのほか高く、直立して下を覗くにはかなりの勇気がいるほどだ。ホーシューベンドを堪能した後は一路アンテロープキャニオンへ。他のナバホの観光スポット同様に随分と質素な印象をうけるだろう。渓谷の外からでは中の様子は全く想像もつかず、「本当にここ?」という印象を受けるが、一度、渓谷内部に入ると、そこには驚きの世界が広がっている。スロットキャニオンと呼ばれる狭渓谷で異次元体験をした後は、本日の最終目的地であるモニュメントバレーへ向かう。ここからは約2時間の道のりだ。明日は、再び早起きをして、いよいよダートロードに入りビュート巡りとなる。
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Nick D (ニックディー)
コロンビア、メキシコなど中南米での十数年の生活を経て、2007年よりロサンゼルス在住。100マイルトレイルラン、アイアンマンレースなどチャレンジを見つけては野山を駈けまわる毎日。
「アウトドアを通して人生を豊かに」をモットーにブログや雑誌への寄稿を通して執筆活動中。