【ロサンゼルス30日】ロサンゼルス郡当局は、新型コロナウイルスのワクチン接種を実施している大規模会場を徐々に閉鎖し、今後はコミュニティー・センターなどの小規模なワクチン接種会場を複数開設することで、住民へのリーチアウトを目指す方針を発表した。
ロサンゼルス市のエリック・ガルセッティ市長は、国内でも最大規模級のワクチン接種会場であるドジャース球場を、5月末までに閉鎖する計画を発表。市が供給するワクチンの数は変わらず、徒歩で行ける小規模会場や移動診療車による接種活動を活発化させる。
ドジャース球場は、今年1月の開始以来、少なくとも42万回のワクチン接種を実施してきた。それ以前の2020年5月からは、コロナ検査の会場としても使用されていた。
郡当局の最新データでは、郡内住人の48%にあたる16歳以上のおよそ400万人が、少なくとも一回のワクチン接種を受け、約30%がワクチン接種を完了した。