LAFD消防局長に初の女性、市長も太鼓判(1/18)

【ロサンゼルス18日】ロサンゼルスのエリック・ガルセッティ市長は18日、ロサンゼルス消防署(LAFD)の次期消防局長に、136年間で初となる女性のクリスティン・クローリー氏を指名した。市議会も承認し、第19代消防局長に就任する。

 クローリー氏は、同消防署勤務22年のベテランで、現在は副消防長と消防隊長を務める。LAFD初の女性の消防隊長でもある。18日の会見でクローリー氏は、「才能あふれた献身的な仲間が集まる、ワールドクラスの組織で働けることを誇りに思う」とあいさつ。ガルセッティ市長は、「市を守る消防署を率先できる最適な人物」と太鼓判を押した。

 2014年から消防局長を務めるラルフ・テラザス氏は、3月26日付で退職が決まっている。テラザス氏は昨年10月、署内で性差別や嫌がらせを常習化させたとの非難を浴び、辞任を求める声が急増。コロナパンデミック下では、市のワクチン接種義務への消防隊員らの抵抗や人員不足など、多くの問題に直面した。ガルセッティ市長は、「市のために40年近く献身してきたテラザス氏は、退職の褒美を得て当然」とねぎらった。テラザス氏もまた、ラテン系で初の消防局長だった。

 

 

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