Vol.3
ロサンゼルスの「新常識?」ペットにも安心なCBD
人間の体にはカンナビノイド受容体というものが存在し、その受容体がカンナビノイドを受け取ることにより麻や大麻に含まれるカンナビノイドが作用します。実は犬や猫にもカンナビノイド受容体があるのをご存じでしょうか?
驚くほどペットフレンドリーな街であるロサンゼルスは、犬や猫を飼っている人が非常に多く、犬を飼っている私自身もそうですが、ペットを我が子のように可愛がる人が多く見られます。大麻が完全に合法ということもあり、麻や大麻から作られたCBD製品や、なんと精神作用のあるTHC製品(ペット用)までをも自身のペットに与えるということにオープンな方が非常に多く見受けられます。
CBD製品を与えることによりペットのQOL(クオリティ・オブ・ライフ – 人生の質)をあげることはできるのでしょうか?
上質なオーガニックペットフードを取り扱うロサンゼルスで人気のペットショップ「Tailwaggers」で見つけたペット用CBD/CBG商品コーナー。スーパーフードとして注目度が上がっているきのこ(マンネンタケ、カワラタケ、メシマ、シイタケなど)のエッセンスを含有している。
<どんな理由にCBDを購入するのか>
大麻ショップに勤務していた頃、ペット用CBDオイル(THCも微量含まれています)を購入していく人の多さに驚いた記憶があります。購入者の多くは以下のような症状に対処するためにCBDオイルを購入していっていました。
- ストレス
- 分離不安症
- 花火に怯える子を穏やかにする
- リウマチ、関節の痛み
- 老犬の痴呆行動(ぐるぐると歩き回る、夜泣きなど)
- てんかん
- 食欲減退
- 癌の症状を和らげる
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実際に私の友人の犬(テリア系)がてんかん持ちで、てんかんの発作が起きると口にCBDオイルを垂らし、1分後にはてんかんの発作が治ると教えてくれました。てんかんの薬を与えると一日中ぼーっとして動かない、という副作用があり、それを見ていて気分が良くなかったという友人は、CBDオイルを使用し初めてからは、これがあれば発作が止められるという安心感があるのでありがたい、と教えてくれました。
知人が飼っていた老犬(ラブラドール)は痴呆がひどく、毎晩夜通しで遠吠えをし、本人も家族も疲れ果てていたんだとか。そこでCBDオイルをあげ始めたところ、遠吠えをしなくなり、家族全体に平穏が訪れたんだそうです。
他にも末期癌で痛みに苦しんでいる猫ちゃんにCBDオイルを与えて、残りの短い余生を穏やかに過ごさせてあげることができた、というストーリーや向精神薬を飲んでいた不安分離症である犬がCBDを摂取することにより症状が改善したというストーリーも聞いたことがあります。
日本でも購入できる安心のペット用CBD商品。左からiah for Lunaさんのペット用CBDバーム、Naturecanさんの濃度3%ペット用CBDオイル、CBDfxさんのベーコン風味のペット用CBDオイル。トーキョー(チワワ系雑種8歳)は特に疾患がないのですが、CBDをあげるとのんびり気持ちよさそうにウトウトしています。
CBDがオプションとして存在し、ペットの悩み、症状改善の可能性があるなら、ぜひ一度使ってみて欲しいと思います。常用している薬がある場合にはいきなり薬の使用を中止するのではなく、まずはCBDへの理解が深い獣医さんへの相談をお勧めいたします。
日本国籍を捨てた大麻活動家 Blue Dreamz Eiju
ロサンゼルスはダウンタウンにてディスペンサリー(大麻ショップ)に販売員として勤務し、その後店長を務める。医療目的・セルフケアの一環として大麻を日常的に使用するロサンゼルスの人々を目の当たりにして日本の大麻教育に疑問を持ち、正しい大麻についての情報を日本語で発信し始める。大麻を生活に取り入れることにより自身の飲酒の量を減らすことができたという経験がある。
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YouTube:「ブルドリチャンネル」
Instagram : @bluedreamz_la
Twitter : @bluedreamzla
オンラインストア BlueDreamz LA
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(6/13/2022)
Blue Dreamz 連載コラム「マリファナのおはなし」を読む
ブルードリームエイジュさんのYouTubeを見て大好きになったので、連載コラムも読んで正しい知識習得出来ればと思いました。今回のペットの悩み症状改善にCBDオイルなどで緩和する事、本当に為になりました。去年16才で亡くなってしまった(Mダックス×トイプードルの雑種)子ですが、てんかんの症状が二度ほどあったり亡くなる2~3日は昼夜落ち着かない感じで、最後は腕の中で看取れた事だけは良かったけど、その時この知識があれば!と感じてます。こるからもコラム楽しみにしてます。