Vol.5
大麻のバッドトリップ – 症状と原因、対処法と予防法

大麻を吸う人なら誰でも一度は経験したことがあるであろう”バッドトリップ”

その症状がどんなものなのか、どういう対処法があるのか、そして予防策についてお話ししたいと思います。

＜バッドトリップの症状と原因＞

大麻のバッドトリップとは大麻を摂取した後に目の前がグルグルと回るようなめまいに襲われ、気持ち悪くなって嘔吐を引き起こしたり、体が動かない感覚になったり、経験したことのない恐怖心に襲われたりすることをいいます。顔面蒼白になり汗だくになる人もいれば、フラフラする感覚から動けなくなり、自分はこのまま死ぬのかもしれない、という考えに取り憑かれてしまうことがほとんどです。

これは単純に大麻のオーバードーズが原因です。自分の耐性以上の量を摂取するとコントロールが効かなくなりバッドトリップをしてしまいます。ではバッドに入ってしまった時はどうすればいいのでしょうか？

上級者でも量を間違えるとバッドに入りかねないワックス(大麻の凝縮物)。私も初めてのワックス体験はとんでもない思いをしました。

＜バッドトリップ対処法＞

1. 水分と糖分を補給する

大麻(吸引、エディブル、CBDも含め)を摂取すると喉が尋常じゃなく乾くことがあります。それが大麻使用における副作用の一つと知っていればいいですが、知らないでそんな状況になったらパニックを起こしますよね。まず大麻を摂取すると乾くということを頭に入れておき、水分補給できるスポーツドリンクかオレンジジュースなどを飲むとベスト。水やお茶でもいいですが、ハイになると糖が下がってフラフラする感覚があるので砂糖も一緒に摂取するとスッと落ち着き安くなります◎飴やチョコレートを常備しておくのもよし。

水ボングで吸うと喉には優しめですが一度に入ってくる煙の量が多いので、ガツンときます。

2. 大麻のオーバードーズで人は死なないということを思い出す

大麻のみの使用での死亡事故は世界でも前例がありません。もし仮にバッドトリップしてしまっても、自分の許容範囲を超えてしまっただけで、死ぬわけじゃないということを思い出して心を落ち着かせてください。

3. 新鮮な空気を吸わせる

バッドトリップ中にこもった部屋にいると息が詰まりそうになるので、窓を開け新鮮な空気を吸える状態を作り、ゆっくり深呼吸をし新鮮な空気を吸いましょう！呼吸も浅くなりがちなので、ゆっくり深呼吸も効果的です。

4. CBDを吸う

ハイの時にCBDを摂取すると整う感覚が強くあり、不安感を緩和してくれます。すぐに効果を感じたいのでベイプでCBDを摂取するのがおすすめ。大麻とCBDを一緒に摂取することでバッドトリップの予防にも繋がります。

5. 寝る

大麻でオーバードーズしてしまった場合には寝て抜けるのを待つしかありません。安心できる場所で柔らかいブランケットにくるまって、好きな音楽を聴きながら眠るか大麻のハイが抜けるのを待ちましょう。ペットがいたら撫でると心が落ち着きますよ。

＜バッドトリップ予防法＞

1. 少しづつ摂取する

後から足すことはいくらでも出来るので、まずは少量から始めましょう！吸引(大麻、ベイプ)だったら30分程、エディブルだったら1時間半程待ってから必要に応じて足していくのが理想です。一度バッドに入ったら後戻りはできないので初心者さんは特に慎重に！

2. お酒、タバコと混ぜない

嗜好品としての楽しみ方の一つですが、大麻とお酒と混ぜるのは上級者向けなのでくれぐれも注意しましょう！「大麻使用後タバコを吸うとハイが強くなる」と言う人もいますが、これは単なるヤニクラです。全国のストーナーに聞き回ったブルドリ調べでは、特に初心者はお酒やタバコと混ぜているとバッドトリップになりやすいという結果が出ています。

タバコの葉で巻くとこちらもガツンときますが、ニコチンも一緒に摂取しているので慣れていない人は気持ち悪くなってしまうことも。私もバックウッズで吸うとすぐ気持ち悪くなってしまいます。

3. 信用できる仲間と、安心できる環境で使用する

なんと言ってもバッドトリップはマインドセットが大切。信用できない人と吸っているとそれだけで不安感が募るので、慣れるまではおうちで一人で、もしくは気心おける仲間と安心できる環境で大麻を使用し、慣れてきたらお散歩に行ったりするととても気持ち良いので、ブリブリお散歩は爽快でおすすめです⭐️

お酒も飲み過ぎると悪酔いすることがあるように、大麻も同じ。対処法と自分のリミットを知り、大麻をうまく生活に取り入れる人が増えることを心より祈っています:))))

 

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日本国籍を捨てた大麻活動家 Blue Dreamz Eiju

ロサンゼルスはダウンタウンにてディスペンサリー（大麻ショップ）に販売員として勤務し、その後店長を務める。医療目的・セルフケアの一環として大麻を日常的に使用するロサンゼルスの人々を目の当たりにして日本の大麻教育に疑問を持ち、正しい大麻についての情報を日本語で発信し始める。大麻を生活に取り入れることにより自身の飲酒の量を減らすことができたという経験がある。

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(8/17/2022)

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