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あなたの歯は大丈夫?
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室谷歯科医院
トーランスオフィス:310-373-4087
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http://www.murotanidental.com/
一般歯科、小児歯科、審美歯科、インプラント
■質問にお答え頂いた方 室谷 寛, DDS
ローマリンダ大学歯学部卒業。日米両国の歯科医師免許取得。米国歯科医師会会員。カリフォルニア歯科医師会会員。オレンジカウンティー歯科医師会会員。
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歯の健康を守るためには、日頃のケアはもちろん、定期健診を受けて、早期発見・早期治療を心がけることも大切です。虫歯や歯周病などは初期の段階では気づかないケースもありますし、口の中の健康状態は、なかなか自分では判断できないものです。次の項目に1つでも該当する場合は要注意。チェックアップをお勧めします。
①冷たいものや熱いものが歯にしみる
②食べ物が歯の間によく詰まる
③歯茎の色が悪い
④歯を磨くと血が出る
⑤固いものを噛むと歯、歯茎が痛む
⑥口臭が気になる
①~⑥を注意するべき理由について、説明していきましょう!
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①冷たいものや熱いものが歯にしみる
歯がしみる原因には様々なことがあります。歯の磨きすぎや噛み合わせによる知覚過敏などもありますが、しみる大きな原因に「虫歯」があります。虫歯ができて進行して象牙質(歯のエナメル質のすぐ下の層にある、歯の主成分ともいえる組織)の中に入り込んでいき、だんだんと神経に近づくにつれて痛みが生じてきます。特に冷たいものを飲んだり食べたりするとしみるようになり、最初は一瞬で消えていた痛みがだんだんと長く痛みを感じるようになっていきます。冷たいものだけでなく、スープのような熱いものでもしみるようになると、かなり進行している「大きな虫歯のサイン」といえます。
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②食べ物が歯の間によく詰まる
これは、もうすでに虫歯ができていて、歯と歯の間に穴が空いて、そこに食べ物がよく詰まるということが多くみられます。また、歯並びや噛み合わせの問題により歯と歯の間にすき間ができており、そこに食べ物が入っていって、そのまま放置していたことにより虫歯ができてしまったケースもあります。
歯茎は年齢と共に後退していき、だんだん歯と歯茎の間に三角形のスペースができて、そこに食べ物が挟まりやすくなります。これが加齢とともになりやすい虫歯の原因でもあります。
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③歯茎の色が悪い。
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④歯を磨くと血が出る
この二つは歯茎の健康状態と関係しています。歯茎は炎症を起こしていると、赤くなったり、ひどいと赤黒くなったりします。炎症の原因としては、歯周病や歯肉炎などがあります。これらの歯茎の病気は、歯茎を充血させたり、炎症が起きている状態でリンゴなど固いものを食べたり歯を磨いたりすると、歯茎が出血しやすくなります。
健康で美しい「コーラルピンク」の歯茎を目指しましょう!
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⑤固いものを噛むと歯、歯茎が痛む
これは、歯にひびが入っていることが原因のほか、神経が死んでしまい根の先に炎症が起きている、歯槽膿漏で骨が失われて歯がぐらつき始めている、といった歯のひび割れ、神経の問題、歯周病、この3つの原因がよくみられます。
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⑥口臭が気になる
これは内臓の疾患などが原因の場合も多いですが、歯科でいうと、多いのは「歯周病」です。歯槽膿漏がひどくなってくると歯茎が腫れてきます。歯茎の腫れにより歯周ポケットが深くなり、そこに溜まっていく食べカスがそのまま放置され腐敗していき、嫌な臭いを発生させるのです。
虫歯や歯周病を防ぐためにも、お口の臭いを防ぐためにも、食べた後の歯磨きや日々のお口のケアを行い、口内を清潔に保つことがとても大切です。
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(5/17/2022)
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