LA郡、ガソリン平均価格が史上初の6ドル台突入(3/22)

【ロサンゼルス22日】ロサンゼルス郡のレギュラーガソリン1ガロンの平均価格が22日、史上初めて$6の大台に乗った。ロシアのウクライナ侵略で世界のエネルギー市場が不安定となる中、今後どこまで上昇するのか懸念が高まっている。

AAAによると、ロサンゼルス郡のレギュラーガソリンの平均価格は22日、過去最高の$6.01で、前日21日の$5.98から約3セント上昇した。これは28日連続の上昇で、史上初めて5ドルを超えてからわずか19日後だった。

ロサンゼルス郡のレギュラーガソリンの平均価格は、過去1カ月間で$1.23上昇している。一年前は$3.92だった。ガソリン価格上昇の原因は、インフレやカリフォルニア州のサマーブレンドへの切り替えなどのためで、今後数カ月は価格が高止まりする可能性がある。

AAAによると、州全体の平均価格は22日に$5.86、全米では$4.24だった。

カリフォルニア州のガソリン税は、1ガロンあたり51.1セントと全米で最も高い。共和党の州指導者はガソリン税の一時的な停止を求めているが、民主党の指導者はこの提案に反対している。民主党は先週、車に乗らない人も含め、カリフォルニア州民全員に400ドルのガソリン税リベートを出すという独自の提案をした。

ニューサム知事は先月、ロシアの侵攻に先立ち、インフレ対策として今年のガソリン税引き上げを凍結する可能性を提案した。同州では、インフレに伴うガソリン税の再増税が、7月1日に予定されている。

 

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