【ロサンゼルス3日】米司法省が30日に公開した、少女買春などの罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の新たな関連文書に、2028年LAオリンピック委員会のケーシー・ワッサーマン委員長の名前が出ていたことを受け、ロサンゼルスの市議や市長らは3日、ワッサーマン氏に対し同委員長からの辞任を強く求めた。
司法省は30日に、エプスタイン文書透明化法に基づく取り組みの一環として300万ページ以上の文書を公開。その一部の2003年に送信された一連の電子メールの中で、ビル・ゲイツ氏、イーロン・マスク氏、アンドルー元王子など、数人の著名人のうちの1人としてワッサーマン氏の名前が言及されており、「エプスタイン事件」の共犯者でエプスタイン元被告の元交際相手であるギレーヌ・マクスウェル受刑者との間で交わされた電子メールが公開された。
ワッサーマン氏は週末に発表した声明でメールについて謝罪し、「マクスウェル氏とのやり取りは、彼女の恐ろしい犯罪が発覚するずっと前の20年以上も前のことだが、深く後悔している」と述べた。エプスタイン元被告とは個人的にもビジネス上でも一切関係がないとも述べた。
マクスウェル受刑者は2021年に連邦性的人身売買罪で有罪判決を受け服役中。
これを受けてロサンゼルス市議のヒューゴ・ソト・マルティネス氏は声明を出し、「ワッサーマン氏は直ちに辞任すべき。それ以下の対応は、オリンピックへの取り組みの妨げとなる」と一蹴。モニカ・ロドリゲス市議は、この事件を「市の汚点」と表現し、エプスタイン氏に関係のある人物は、オリンピックの信頼できるリーダーシップを発揮することはできないと主張した。
カレン・バス市長もワッサーマン氏の委員長辞任を支持し、大会開催に向けた準備を整え「都市を輝かせる」ことに注力し続けると表明。運営に関する最終的な決定は、オリンピックを運営する非営利団体「LA28」が下すべきとも述べた。