【ロサンゼルス6日】イタリアで開催された冬季オリンピックの開会式は、史上初となる4か所同時開催の開会式、そして2か所での聖火点灯という前例のないものとなりました。
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4箇所での分散開催というチャレンジングな形式の中で、強い印象を残したのが、ヨーロッパでは伝統的存在「クランプス」の登場でした。
今回のオリンピックでは、ひとつの巨大スタジアムにすべてを集約するのではなく、複数の都市・会場を舞台に開会式が行われました。
4つの会場がそれぞれの個性を打ち出しながら、映像と演出でひとつの開会式として結ばれる。その構成自体が、「多様な地域が集まって一つの大会をつくる」というメッセージが込められていました。
そして聖火もまた、1か所ではなく2か所で点灯されました。
◆クランプスは「ヨーロッパのナマハゲ」
そんな開会式の中で登場したクランプスは、イタリア北部のアルプス地方に今も伝わる存在です。
冬になると人々が仮面をかぶり、クランプスとなって村を練り歩きます。子どもを驚かせ、怠け者を戒める・・・少し怖くて、でもどこか親しみのある存在です。
日本の文化に例えると、秋田のナマハゲと同じような存在です。
見た目は怖いけれど、実は地域のルールや暮らしを守る役割を担っている。クランプスもナマハゲも、観光用のキャラクターではなく、今も実際に行われている行事の一部です。
◆なぜ開会式にクランプス?
オリンピックの開会式といえば、華やかでポジティブなイメージが定番です。そこに、あえて少し不気味で荒々しい存在を登場させるのは、かなり思い切った選択でした。
しかし、今回の大会は「地域」を主役に据えています。
4会場での開会式、2会場での聖火点灯。その流れの中で、アルプス地方のリアルな文化を象徴するクランプスが選ばれたのは、ごく自然なことだったのかもしれません。
※画像は、ヨーロッパのお祭りで現れたクランプス
https://www.rifugioaverau.it/en/eventi/krampus-on-slope/
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