2018年にカリフォルニア州で嗜好用マリファナが合法になって以降、ロサンゼルスでディスペンサリー(=マリファナショップ)の数は増えていると思いきや、実はその数は減っていると話すBlue Dreamzさん。
「以前は、大通りに堂々と店を構えていながらライセンスを保持していないショップが多数ありましたが、合法化以降は違法なディスペンサリーはどんどん摘発されていっているので、現在ディスペンサリーの数は2018年以前の10分の1ほどになっています」
購入する側も責任を持って、きちんとライセンスのあるショップを選ぶことは大切だ。では、実際にディスペンサリーに行くと、店頭ではどのようなやりとりが行われるのか。
「店頭では、『budtender(バッテンダー)』と呼ばれる従業員がお客様の症状やどんなものを探しているか、またはどれくらいマリファナの経験があるかを聞き、そこから一人ひとりの好みに合わせて、マリファナ、edible(食用)、vape penのほか肌に塗るクリームやオイルなどの多数のオプションの中から購入するものを一緒に選んでいきます
ここで大切になってくるのが、どんなディスペンサリーでどんなバッテンダーに出会うかです。品揃えの良いディスペンサリーで知識や経験豊富なバッテンダーであれば幅広い質問にも答えてくれますし、自分にぴったりのものをおすすめしてくれます。
マリファナに対する体の反応は、お酒と同様に人によって大きく違いますので、知識と経験が豊富なバッテンダーと相談しながら決めるのが最善です。
まずはごく少量から試すのが基本で、体の反応を見ながら量を調整していきます。
自分に合ったバッテンダー、ディスペンサリーを見つけるためにもインターネットでレビュー(yelpやweedmaps)を見てから、どのディスペンサリーに行くか決めることをおすすめします」
【記事・マリファナに関するあらゆるお問合せはコチラ】
sodan@la-network.com
■アドバイザー
Blue Dreamz
茨城県出身、2010年にファッションバイヤーになるのを夢見て、1年間の語学留学でロサンゼルスに渡米。その後メルローズ沿いの洋服屋に販売員/マネージャーとして勤務、独自のセンスを生かし、自身のセレクトシューズブランドADORE Los Angelesを立ち上げ順調に売り上げを伸ばすが、兄の死をきっかけに目的を見失う。人間活動に専念しようと生きていく中でカリフォルニアの医療用大麻というものを知り、日本との大麻に対する価値観の違いに衝撃を受け、自らリサーチを始める。
「日本人にとって大麻はドラッグのイメージがあります。小さい頃から大麻は人生をダメにするドラッグだと教えられる中、世界各国では医療用、そして嗜好用大麻が続々と解禁になっているのはギャップがありすぎるなと思いませんか?大麻にはメリットがあります。大麻によって精神的にも肉体的にも助けられた人をたくさん見ました。大麻先進国の事情をお届けし、少しでも偏見がなくなればと思います」
インスタグラム @bluedreamz